漫画家「オチョのうつつ」さんがSNSに投稿した漫画作品「別れないワイン」が話題です。
■誕生日プレゼント、伊勢丹新宿店に相談すると…
今から約12年前の夏、オチョのうつつさんは交際中の男性(のちの旦那さま)の誕生日のプレゼント選びに迷っていました。2人の共通の話題はアメリカの刑事ドラマ「刑事コロンボ」。そこでシリーズの中でも特に人気のある作品「別れのワイン」に登場するワインを贈ろうと思い立ちました。
向かった先は伊勢丹新宿店。お酒売り場の若い女性店員さんに、作中のワインに似たものがあればと相談したところ「かしこまりました。お調べいたしますので折り返しのご連絡でもよろしいでしょうか」。
数日後、連絡があり売り場を訪れると、女性店員さんは「申し訳ありません。お調べいたしましたが…」。作中のビンテージワインは入手不可能だったこと、もし同じ年代の物が流通しても何百万円にもなることをていねいに説明してくれました。オチョのうつつさんは恐縮し「お手数おかけしてすみません。無理言ってすみません」とお礼を伝えました。
「それでですね」。女性店員さんは話を続けました。「こちらのワインでしたらご用意できました」。作品のラストに出てくる別のワインの存在を教えてくれました。イタリアワインの「エスト!エスト!!エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ」。1000円台と安価ながら、おいしいと人気の銘柄です。
何度もお礼を伝え、レジに向かおうとすると「あのっ……お客様!」。女性店員さんはオチョのうつつさんを引き止め「コロンボ……」と話し始めました。
■現在も売り場のファン「先日も訪れました」
女性店員さんからの思いがけない告白に「一流のサービスに感動した」と振り返るオチョのうつつさん。一連の出来事を3ページの短編漫画に仕上げ、自身のTwitterに「伊勢丹新宿店の酒売り場に絶大なる信頼を寄せている件」と投稿しました。作品を読んだユーザーからは「誠実な接客」「店員さんステキです」「すてきなエピソードですね」「さすが一流デパートの店員さんは違いますね」などの声が上がっています。
オチョのうつつさんは作品が拡散していることについて「普段の日記漫画とは違い、ミステリ好きな方々からの反響が大きいように感じました。アップしてすぐの反応ではなく、時間をかけてジワリジワリと『いいね』が広がっていく感覚があり、とても面白かったです」とし、「普段、コロンボの話をする相手は夫以外にあまりいないので、コメントでいろんな方の推しエピソードが聞けてとっても楽しかったです」と喜びを語りました。
現在でも同売り場のファンだそうで「先日、ウイスキーを買いに訪れた時にこのエピソードを思い出して漫画を描きました」。
当時、接客を担当してくれた女性店員さんに今、伝えたいことはーー。
「あれからコロンボ見てますか? もしハマってくださっていたら、いちファンとしてうれしいです。心のこもった接客をありがとうございました」(オチョのうつつさん)
◇
オチョのうつつさんは「本当にあった笑える話pinky」(ぶんか社)にて「サレ妻デザイナーの私を見て笑え!!」を連載中。Twitterアカウント(@ochonoutsutsu)。
(まいどなニュース・金井 かおる)
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