電車で泣く子どもと、必死にあやす保護者…、電車に乗っていて一度はこのような状況に出くわしたことがあるのでしょうか。悲しいことに、あやす保護者に対して乗客がうるさいと責めたてたというエピソードも耳にしたことがあります。
そんな状況を斬新な展開で描いたマンガがツイッターで話題になっています。投稿したのは、ツイッターにマンガを投稿している伊東さん(@ito_44_3)。
漫画は赤ちゃんを抱きかかえた母親と小学生くらいの息子が電車に乗っているところからスタート。赤ちゃんが泣きだし、母親は近くにいた乗客の男性から「おい!赤ん坊の泣き声がうるせぇんだよ!」と詰め寄られます。
それを見ていた別の乗客は「助けに入るか…?」と気にかけますが、そんな心配は無用でした。なぜなら母親は男性客に対し、「は?お前の方がうるせぇよ」「子供を黙らすにはあやすしかねぇが… お前を黙らす方法は何通りもあるってことを忘れんなよ」と冷ややかな目線で反論。これだけでも大火力の返答ですが、「そもそも騒音が嫌なら電車に乗んな」とダメ押しのひと言を言い放ち、男性客はうろたえてしまうのでした。
■「啓蒙をツイッターでよく見て…」
もちろん、このマンガはフィクションです。描いたきっかけについて、作者の伊東さんに伺ったところ、「電車で赤ちゃんが泣いてても親を責めるのはよくない…という類の啓蒙をツイッターでよく見るので、自分なりにギャグに転化してみました」とのこと。
マンガは約53万いいね、約700件のリプライと3000件以上の引用リツイートがつくほど話題となりました。コメント欄では、「ここまで言われたら泣いて逃げ出すわ」「こんくらい強い精神欲しい」「どっちも周囲への思いやりと敬意を持って」とさまざまな意見があがっており、母親の強火すぎる返事に圧倒されつつも、今一度公共の場での立ち振る舞いについて考えるきっかけになった人もいたようです。
作中の状況に限った話ではありませんが、今回の作品に当てはめるならば、小さな子どもを連れた親、周囲の人が互いに思いやりを持ち、気持ちよく過ごせるとよいですね。
ちなみに、反響について伊東さんに伺ったところ、「『現実にこれをやったら危ないよ、失礼だよ』という意見が思ってたより多かったです」。さらに、「フォロワーさんが増えて、その後に投稿したネタにもイイネが付きやすくなったので嬉しいです」とのことでした。伊東さんはほかにもユニークなマンガ作品を投稿されているので、気になった方は伊東さんのツイッターまで。
(まいどなニュース・門倉 早希)
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