スーパーのレジ打ちで出会った理不尽な客の思い出をつづった漫画がSNS上で大きな注目を集めている。「流行りに乗るぞ 遠い昔のこと #接客業であったすごい客」と現在流行中のハッシュタグ「#接客業であったすごい客」に乗じて件の漫画を紹介したのは主婦兼漫画家のバビチョさん(@babicorian)。
「小銭がめんどいのよ」と端数を値切りはじめるおばあさんと、その横で「そういう人情のある事、ここはしないって!」とバビチョさんをあざ笑うおじいさん。「スーパーでそんな発想になる!?」と叫んでしまいそうななんともカオスな体験談に、SNSユーザー達からは
「おうおうおう↑おう↑!情がねぇってなんならなぁ!1000円出して釣りはいらねぇって言って帰りな!塩まいとけ!塩!って、気分でございます」
「10円単位がめんどくさいなら800円出してお釣りは結構ですーって言ったらええのにな」
「私はスーパー勤務20年ですが、ほんとに色んな人がいるなぁ~と日々痛感する毎日を過ごしております。楽しく見せてもらいます」
「個人経営店とスーパーの違いが分からない方だったのかな…怖い…ある意味怖い」
「こういうのに限って個人商店は高いとか言って行かない」
など数々の共感の声が寄せられている。
バビチョさんにお話をうかがってみた。
ーーこの老夫婦の印象、一連のやり取りをされたご感想をあらためてお聞かせください。
バビチョ:高校生の時なのでもうはるか昔の思い出なのですが…(笑)。当時は単純に嫌なお客さんだなあというだけでしたが、いざ自分が大人になってみると、若い女の子にいやな客だな、と思われるような老人にはなりたくないなというのが正直な感想です。
ーーこの他にもレジ打ちをされて印象的だったお客のエピソードがあればお聞かせください。
バビチョ:たくさんあります!おじさんから「メル友になってください」というメアド付きの手紙をもらったり、常連の優しそうなおばあさまから「選挙に入れて欲しい候補者がいるのでご両親に挨拶に行くから住所を教えて欲しい」と言われたりして、実際自宅まで来た人もいました。
ーーちょっと恐怖を感じますね…これまでのコメントや反響へのご感想をお聞かせください。
バビチョ:当時スーパーの社員さんに「これを我慢しないと駄目だから…」みたいに諭されて、「なんでこっちが…」みたいな気持ちだったのですが、コメントで皆さんに怒ってもらえて高校生の私が浮かばれた気持ちです!ありがとうございました!
◇ ◇
読者のみなさんは仕事をしていてこんな人々に出会ったことはあるだろうか?狭い日本だが、つくづくいろんな人がいると再認識させられる作品だった。
なおバビチョさんは今作以外にも定期的にさまざまな作品をSNS上で発表している。いずれもハートフルかつ気付きのある作品ばかりなので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)
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