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淡河町ゾーンバスの利用者を案内するスタッフの武野辰雄さん(中央)と片山美奈子さん(右から2人目)=神戸市北区淡河町(撮影・末吉佳希)

淡河町ゾーンバスの利用者を案内するスタッフの武野辰雄さん(中央)と片山美奈子さん(右から2人目)=神戸市北区淡河町(撮影・末吉佳希)

 田畑や山に囲まれた神戸市北区淡河(おうご)町。里山の趣があり、今もかやぶきの民家が数多く残る。唯一の公共交通機関である路線バスは、北区岡場・三田方面と三木方面を結ぶ神姫バスの運行便が1時間に1本程度。ほかに三宮線が日に3往復。タクシー営業所もなく、地元自治会の下部組織が、地域コミュニティー交通「淡河町ゾーンバス」を運行し、高齢者の買い物や高校生の通学を支えている。

 運転は、自営業の地域住民ら8人で担う。電話予約は月600件ほどもあり、掛かってくるのは早朝、夜間になることも。地域の足を守るには受け付けの省力化、効率化が不可欠。神戸市公共交通課と、システム開発を行うコガソフトウェア(東京)が、プロジェクトに着手した。

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2019/1/11
 

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