新ひょうごの医療

柴原浩章センター長
治療による生殖機能の低下や消失は、思春期・若年成人のがん患者にとって深刻な問題だ。生殖機能温存の現状と課題について、兵庫医科大病院生殖医療センターの柴原浩章センター長(59)に聞いた。
化学療法や放射線治療、骨髄移植などの治療によっては無月経や早期閉経、無精子症といった生殖機能の低下や消失が生じます。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。
- シリーズ16 AYA世代のがん
2018/11/3~2018/11/24
「新ひょうごの医療」シリーズ16は、「AYA(アヤ)世代」のがんを取り上げる。AYA世代は、おおむね15歳から30代の年代を指し、日本のがん医療で近年注目されるキーワード。小児や中高年の患者に比べて治療法の開発が遅れがちな上、心身の成長や進学、就職、出産といった人生の節目とも重なり、悩みも大きい。

