新ひょうごの医療

小阪嘉之副院長
AYA世代に発症するがんの特徴と、有効な治療法や支援策は何か。患者と向き合う医師や看護師らにはどのようなスキル、心構え、連携体制が求められるのか。兵庫県立こども病院(神戸市中央区)副院長兼小児がん医療センター長の小阪嘉之さん(60)に聞いた。
16歳未満の小児は急性白血病など造血器のがんや非上皮性の肉腫、30歳以上の成人は上皮細胞に由来するがんの発症率が高く、これらに挟まれたAYA世代は両方にかかる可能性があります。
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- シリーズ16 AYA世代のがん
2018/11/3~2018/11/24
「新ひょうごの医療」シリーズ16は、「AYA(アヤ)世代」のがんを取り上げる。AYA世代は、おおむね15歳から30代の年代を指し、日本のがん医療で近年注目されるキーワード。小児や中高年の患者に比べて治療法の開発が遅れがちな上、心身の成長や進学、就職、出産といった人生の節目とも重なり、悩みも大きい。

