新ひょうごの医療
AYA世代のがん患者や経験者の多くは、学業や仕事を続けられるかどうかで心を痛め、将来に対する不安につながっている。人生設計の大切な場面に立つAYA世代を取り巻く現状や必要な支援について、甲南女子大学の丸(まる)光恵(みつえ)教授に聞いた。
がんを経験したAYA世代の悩みで多いのは自分の将来についてです。突然の診断や入院は大きな影響を与えますが、社会復帰を思い描くことが闘病意欲につながります。そのためにも、できるだけ仕事や学業を諦めないことが重要です。
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- シリーズ16 AYA世代のがん
2018/11/3~2018/11/24
「新ひょうごの医療」シリーズ16は、「AYA(アヤ)世代」のがんを取り上げる。AYA世代は、おおむね15歳から30代の年代を指し、日本のがん医療で近年注目されるキーワード。小児や中高年の患者に比べて治療法の開発が遅れがちな上、心身の成長や進学、就職、出産といった人生の節目とも重なり、悩みも大きい。

