新ひょうごの医療

村上真弓さん
医療的ケア児が自宅で過ごす上でのサポート体制は十分とは言えず、家族の負担は大きい。訪問看護ステーション「そらまめ」(加古川市)を運営し、重症心身障害のある乳幼児への訪問看護を行う看護師の村上真弓さん(52)に、医療的ケア児の在宅療養を巡る課題について聞いた。
「在宅療養に移行すると、支援が急に少なくなり、すべてを家族だけでしなければならなくなる」。村上さんは、退院後にまず直面する状況をそう説明する。
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- シリーズ18 医療的ケア児
2019/3/2~2019/3/23
「新ひょうごの医療」シリーズ18は、「医療的ケア児」に焦点を当てる。鼻などに管を通して栄養を入れる経管栄養やたんの吸引、人工呼吸器の装着など、日常的に医療行為が必要な子どもを指す。新生児医療の発達で近年増加しており、治療の実際や生活支援の課題を伝える。


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