新ひょうごの医療

高田哲神戸大名誉教授
医療的なケアが必要な子どもたちも、成長とともに自宅以外で過ごす場所が変わっていく。国や自治体なども、支援の体制作りを急ぐが、まだ十分とは言えない。医療的ケア児への支援整備などについて、神戸大の高田哲名誉教授(66)に聞いた。
まずは医療的ケア児を巡る課題として、普通に暮らす際の支援▽体調急変時のケアシステム▽日中のコーディネート体制▽診察に関わる医療関係者や福祉支援者の育成とキャリアアップ-を挙げる。
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- シリーズ18 医療的ケア児
2019/3/2~2019/3/23
「新ひょうごの医療」シリーズ18は、「医療的ケア児」に焦点を当てる。鼻などに管を通して栄養を入れる経管栄養やたんの吸引、人工呼吸器の装着など、日常的に医療行為が必要な子どもを指す。新生児医療の発達で近年増加しており、治療の実際や生活支援の課題を伝える。


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(4)成長段階の支援 小児科から成人内科へ 03/23 11:00
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(3)在宅療養 頼れる先少なく家族疲弊 03/16 11:00
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