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遺族アンケート

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遺族303人から寄せられたアンケート(撮影・内田世紀)
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遺族303人から寄せられたアンケート(撮影・内田世紀)

遺族303人から寄せられたアンケート(撮影・内田世紀)

男性は62%、女性71%

 「家族、親族の死を受け入れられたと感じる」との設問に、最も当てはまる心境を選択肢の中から選んでもらった。
 全体では、「よく当てはまる」35・3%▽「少し当てはまる」31・7%▽「あまり当てはまらない」12・2%▽「全く当てはまらない」12・2%―となった。
 男女別で見ると、「よく当てはまる」「少し当てはまる」の合計が男性は62・3%、女性は71・2%。男性の方が女性よりも死を受け入れていない傾向が出た。特に、妻を亡くした男性の場合、16人のうち4人(25・0%)が「全く当てはまらない」と回答した。「よく当てはまる」は8人(50・0%)だった。
 また、亡くなった人と同居していたかどうかを照らし合わせると、死を受け入れることが「全く当てはまらない」が、同居の場合16・5%、同居でない場合は9・1%。同居者を失うことの影響の大きさがうかがえる。
 19歳の次男を亡くした60代の男性は、アンケートの中で、死を受け入れられたかどうかを問うこの質問にだけ回答していなかった。自由回答欄には「息子の部屋は15年前のまま。何度か整理を試みたが、始めると思い出が鮮明に蘇(よみがえ)り、片づけることができない」と書かれていた。

2010/1/8

 

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