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遺族アンケート

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1.17前後、3人に1人体調崩す

 心理・精神状況などについて、最も当てはまるものを4段階の選択肢の中から選んでもらった。
 「亡くなった人のことをよく思い出す」は、ほぼ半数が「よく当てはまる」と回答した。
 これに対し「震災のニュースを見ないようにしている」は、半数近くが「全く当てはまらない」だった。とはいえ「よく当てはまる」「少し当てはまる」を足すと、回答者の4人に1人となる。
 また「1月17日が近づくと、体調や感情が不安定になる」も、3人に1人が「よく当てはまる」「少し当てはまる」と答えた。男女別では「震災のニュースを見ない」も「1月17日が近づくと―」も、女性に当てはまる傾向があり、いずれも「よく当てはまる」「少し当てはまる」の合計は、女性が男性より10ポイント以上高かった。
 亡くなった人との続柄と照らし合わせると、どの設問でも、子どもを亡くした遺族が最も「よく当てはまる」の回答が多かった。ただし「経済的、精神的な理由で今も生活に影響がある」については、配偶者を亡くした遺族の36・4%が「よく当てはまる」と答え、ほかの遺族を上回った。
 設問ごとに回答の傾向はうかがえるものの、いずれの設問も、ひとつの選択肢が過半数を占めることはなかった。皆が同じ状況にあるわけではない。そのことが、あらためて浮き彫りになった。

2010/1/8

 

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