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 甲子園球場(兵庫県西宮市)での全国大会に出場した高校球児のうち、阪神・淡路大震災の影響で、記念品を渡せなかった選手への贈呈計画を進めていた西宮市は6日、同球場に当時の選手を招いて来月25日に式典を行う、と発表した。県内の対象6校のうち、5校の計約100人が出席する。

 市は1960年から、大会でベンチ入りする選手らにアルバムを贈ってきた。しかし震災直後の95年春と夏、翌春の3大会は復興に追われ、贈呈事業を中止していた。

 対象は96校(延べ113校)で、卒業生の連絡先を把握していない3校を除き、93校の2077人にフォトフレームを贈る。米大リーグで活躍する福留孝介選手のほか、兵庫出身のプロ野球選手では、鶴岡一成選手(神港学園主将、横浜)や藤本敦士選手(育英主将、東京ヤクルト)らが対象者という。

 式典当日は、報徳、神港学園、尼崎北、滝川第二、姫路工の当時のベンチ入り選手、監督、部長が参加。スタジアムツアーや「思い出を語る会」も行う。

 東日本大震災による津波で記念品を流された元球児2人に、希望に応じて再贈呈した例があるといい、市は「多くの球児が大切にしてくれていてうれしい。今回届ける人たちにも記念になれば」と話している。(金山成美)

2012/1/7
 

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