旦旦的二十年
ササを食べるオスのジャイアントパンダ、コウコウ（興興）＝２００３年１２月、神戸市灘区王子町３、市立王子動物園
２００３年９月６日付紙面
二代目コウコウとタンタンは５月に人工授精を実施して、妊娠、出産を目指していた。中国の繁殖センターによる出産例を参考に、動物園は１０月末までは出産の可能性があるとみて、注意深く観察を続けていた。タンタンは食事量が減ったり、ホルモン値が上昇したりと「妊娠初期の兆候」を見せてくれたものの、赤ちゃん誕生とはならなかった。「想像妊娠」だったのだ。
2020/6/23
