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旦旦的二十年

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通常の週末は雨天でも込み合うパンダ舎。人気の食事時間も、新型インフルエンザの影響で客の姿はまばら=2009年5月、神戸市灘区王子町3、市立王子動物園
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通常の週末は雨天でも込み合うパンダ舎。人気の食事時間も、新型インフルエンザの影響で客の姿はまばら=2009年5月、神戸市灘区王子町3、市立王子動物園
2009年5月18日付紙面
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2009年5月18日付紙面

 2009年5月の神戸新聞に、違和感を覚える写真があった。普段は行列が絶えないパンダ舎周辺に、休園日でもないのに人がほとんどいない。

 「閑散静かな休日」「外出自粛で街一変」などという見出しが付くとは、何があったのだろう?まるでコロナウイルスに振り回されている2020年のようだけれど、答えは「新型インフルエンザ」。神戸市でも感染が確認され、王子動物園もめっきりお客さんが減ってしまった、というわけだった。

 この外出自粛期間にタンタンとコウコウが退屈だったかどうかはさておき、2009年は王子動物園のパンダにとって、どんな1年だったのだろう。

 実はこの年、タンタンは餌の量が減り、尿中の発情ホルモンを測定したタイミングで2回、人工授精している。周囲の期待も膨らんだが、結果として妊娠することはなかった。ただ、中国からのレンタル期限は翌年7月までに迫っていた。

2020/7/16
 

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