特別展「松方幸次郎×山村徳太郎 蒐集のパッション-ロダンを日本へ、具体を世界へ」(神戸新聞社など主催)が10日、神戸市中央区脇浜海岸通1の兵庫県立美術館で開幕する。9日、内覧会があり、「考える人」をはじめとするオーギュスト・ロダンの彫刻や、芦屋発の前衛美術集団「具体美術協会(具体)」の絵画など計67点が公開された。
川崎造船所(現川崎重工業)の初代社長で、日本の西洋美術の礎を築いた松方幸次郎(1866~1950年)と、前衛美術を多く収集した山村硝子(現日本山村硝子)元社長・山村徳太郎(1926~86年)が掲げた「美術を公共のものに」との理念に迫る。
ロダン作品はダンテの叙事詩「神曲」を題材とした大作「地獄の門」に配された人物を独立・拡大させた彫刻やデッサンが並ぶ。晩年、闘病中の山村が病室に飾った具体メンバー、白髪一雄の絵画「泥にいどむ」もある。
同館の小野尚子学芸員は「ロダンがどんな発想を持っていたのか、彼の頭の中に入り込むような気持ちで鑑賞してほしい」と話した。
12月27日まで。当日一般1800円など。同館TEL078・262・1011
(安藤真子)
























