ヘルメット姿で山陽電気鉄道の車両工場を見学し、パンタグラフの説明を聞く内定者ら=明石市二見町東二見
ヘルメット姿で山陽電気鉄道の車両工場を見学し、パンタグラフの説明を聞く内定者ら=明石市二見町東二見

 学生優位の「売り手市場」が続く中で迎えた採用内定の解禁日。人材獲得競争の激化に伴って入社までの辞退を防ぐつなぎ留めが課題となり、兵庫県内企業の内定式では、内定者による新商品のアイデア提案や生産現場の見学など、踏み込んだ試みが見られた。

 住友ゴム工業(神戸市中央区)では、内定者67人が4~6人のグループに別れて新しい商品や事業を考えた。学生からはタイヤ由来のマイクロプラスチックを回収する設備や、災害時に水位など路面の状況を検知するタイヤなどのアイデアが出た。中には、すでに社内で同様の事業を検討している提案もあった。

 同社は、学生に幅広い事業への理解を深めてもらうだけでなく、「入社後の挑戦意識やチームワークの醸成につなげたい」とする。