花札の魅力に取りつかれ、自ら制作をしているマルクス・リケルトさん＝芦屋市朝日ケ丘町
花札の魅力に取りつかれ、自ら制作をしているマルクス・リケルトさん＝芦屋市朝日ケ丘町

　花札の魅力に取りつかれたスウェーデン人男性が芦屋市にいる。オリジナルの花札を作るため、仕事を辞めた。「札を出した時、ピシッと音が出るかどうかが命」「裏紙にはどうしても艶がほしかったんです」。流ちょうな日本語で、語り出したら止まらない。花札史の研究にも力を入れ、スウェーデンの国立博物館が現存する日本最古の賭博遊技用かるたを所蔵していることも突き止めた。（土井秀人）