神戸市は２７日、６月末までとしていた新型コロナウイルス感染者用の宿泊療養施設「神戸メディケアセンタービル６階」（同市中央区港島中町４）の開設を９月末まで延長すると発表した。
市は新型コロナの５類移行後、要介護の高齢者が入院するまでの療養施設として、同ビルと「ニチイ神戸ポートアイランドセンター宿泊棟」（同区港島南町７）の２カ所を開いていた。いずれも６月末で閉鎖する予定だったが、定点観測で市内感染者が前週比２０～３０％増と増加傾向を示していることから、閉鎖は「ニチイ－」のみとする。
５類に移行した５月８日からの利用は２カ所とも０人だったが、市保健所は「万が一、重症の高齢者が増える場合も想定しておく必要がある」としている。（井沢泰斗）
