現役時代を振り返る掛布雅之さん=玉龍寺
現役時代を振り返る掛布雅之さん=玉龍寺

 プロ野球阪神タイガースのOB会長、掛布雅之さん(71)が神戸市長田区大丸町1の玉龍寺で開かれたトークイベントで、野球人生を振り返った。

 掛布さんは2024年から、阪神・淡路大震災の復興を願って長田区で1月17日に催されるライブに出演。その縁で主催者らがトークイベントを企画し、住民ら約100人が集まった。

 千葉県出身の掛布さんは幼少期、剣道に打ち込んでいたが、父の影響で野球に転じた。一般入試で習志野高校に進学し、2年生の夏の甲子園に出場。卒業後は父の知人を通じて阪神タイガースのテストを受けた。

 「憧れの世界で駄目だと言われれば諦めがつくだろうと、大好きな野球を辞めるためにプロに入った」。実際は、入団1年目で1軍に抜てきされ、3年目には打率3割に。中心選手として活躍し、「ミスタータイガース」と呼ばれた。

 くしくも、イベントがあったのはタイガースがセ・リーグ連覇を決めた3日午後。トーク中に吉報は届かなかったが、「4対4。(先発投手が)打たれました」と速報するなど、後輩の試合展開に気が気でないようだった。(尾仲由莉)