昨年10月に101歳で亡くなった村山富市元首相が、阪神・淡路大震災当時の写真を掲載した神戸新聞の切り抜きを、自身の財布の中に忍ばせていたことが家族への取材で分かった。被災者の救援と復興の陣頭指揮に当たった貝原俊民元兵庫県知事の死去を伝える2014年の朝刊紙面だった。首相在任中に起きた大震災に対する村山さんの沈痛の思いが深く刻まれていたことがうかがえる。
切り抜きは14年11月14日付の紙面。震災発生から2日後の1995年1月19日に被災地入りした村山さんが、貝原さんや笹山幸俊元神戸市長らと並んで神戸市内で記者会見に臨んだ際の写真を載せていた。晩年を大分市で過ごした村山さんはその部分を切り取り、黒い長財布に入れていた。























