34歳で死んだアジアゾウ「マック」(王子動物園提供)
34歳で死んだアジアゾウ「マック」(王子動物園提供)

 神戸市立王子動物園(同市灘区)は30日、アジアゾウ「マック」(雄、34歳)が死んだと発表した。阪神・淡路大震災直後の1995年3月にスイスから来園。31年半にわたり、同動物園のシンボル的な存在として市民に愛された。

 同園にいるゾウはズゼ(雌、36歳)1頭だけになった。マックの搬出などのため、10月1日は臨時休園する。

 同園によると、マックは体高3・5メートル、体重約7トンで、2025年春ごろから後ろ足の炎症が悪化。今年7月下旬に屋外から寝室のある建物に戻らなくなり、治療が困難になっていた。

 9月29日夜に立つことができなくなり、同日午後11時に死んだことが確認された。アジアゾウの寿命は60年程度で、34歳は人間では50歳前後に当たるという。

 マックとズゼの間には3頭の子どもが生まれ、うち2頭は死んだが、14年に出生した結希(雄、12歳)は千葉県の動物園「市原ぞうの国」で飼育されている。(斉藤正志)