亀谷容疑者の行動(県警、関係者への取材に基づく)
亀谷容疑者の行動(県警、関係者への取材に基づく)

 神戸市中央区と兵庫区で男性2人が死傷した連続発砲事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された無職亀谷直人容疑者(79)が、中央区の発砲について「車内で助手席の知人に向けて4発撃った」と供述していることが2日、捜査関係者への取材で分かった。死亡した会社経営男性(58)に複数の銃弾が命中していたことも判明。兵庫区と合わせて7発以上を発射したとみられる。兵庫県警は2日、容疑者を送検した。

 県警暴力団対策課によると、司法解剖の結果、死因は出血性ショックと特定された。銃弾による傷が複数あり、右胸付近が特に損傷していた。

 事件は9月30日に発生。午後1時15分ごろ、中央区の路上で会社経営男性が血を流して倒れているのが見つかり、死亡した。同25分ごろには、約4・5キロ離れた兵庫区の民家敷地内で別の男性(54)が撃たれ、右脇腹に重傷を負った。

 会社経営男性の知人によると、重傷の男性は会社経営男性の会社の従業員という。

 捜査関係者によると、容疑者は、事件前に新神戸駅付近で会社経営男性や別の男性と合流し、別の男性の運転する乗用車で一緒に移動していたと供述。中央区の現場付近で、後部座席から助手席の会社経営男性に向けて4発撃ったと説明している。会社経営男性は降車後、路上で倒れ込んだ。

 容疑者は運転していた男性に対し、兵庫区にある建設会社の男性社長(59)宅へ向かうよう指示。社長宅の車庫にガレージを破って突っ込み、停車後に運転席の男性を背後から撃ったことも認めている。

 建設会社の社長によると、防犯カメラには容疑者が男性を撃った後、玄関に発砲する姿が写っていた。県警の調べで、住宅敷地内の2カ所から弾痕が確認されている。

 社長は取材に対し、5月ごろ、死亡した会社経営男性から小豆島(香川県)の採石場の購入を打診されて「カメタニさんから買って」と言われたと説明。ただ亀谷容疑者とは「面識がない」とし、容疑者が自宅に来た理由も「分からない」と述べた。

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 神戸新聞は2件目の現場付近に設置された防犯カメラの映像を入手。事件に使われた乗用車とみられる黒い車が通過した後、複数回の銃声らしき音が記録されている。