野生コウノトリの国内最後の生息地だった豊岡市でこのほど、国内で絶滅した水生昆虫「スジゲンゴロウ」の最も新しい標本が確認された。コウノトリと同様、スジゲンゴロウにとっても、同市が国内最後の生息地だったとみられる。研究成果を論文発表した兵庫県立大大学院博士後期課程の渡辺黎也（れいや）さん（２８）＝保全生態学＝は「豊岡周辺に野生のコウノトリがいた時代の豊かな水田環境が残っていたという裏付けではないか」とみる。（阿部江利）
＜週刊たじま＞コウノトリだけじゃない…スジゲンゴロウも 「豊岡が日本最後の生息地」
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