日本バレーボールのトップリーグ「SVリーグ」のシーズンが開幕した。10日の女子に続き、男子は17日にスタートする。
石川祐希や高橋藍らスター選手を擁する男子の日本代表は9月のアジア選手権を制し、2028年ロサンゼルス五輪出場を決めた。この勢いに乗り、国内リーグを盛り上げてほしい。
SVリーグは男子12、女子14チームが優勝を争う。兵庫県に拠点を置く女子のヴィクトリーナ姫路は17日に初戦を迎える。2年連続で上位8強によるプレーオフに進んでおり、さらなる飛躍が期待される。
クラブ創設10年の節目となる今季には、新拠点の「大和工業アリーナ姫路」が誕生した。姫路・手柄山平和公園に整備され、メインアリーナは最大5千人を収容する。9月に行われた韓国チームとのこけら落としの記念試合には観客4400人が詰めかけた。注目度の高さを公式戦の集客維持につなげる必要がある。
1964年東京五輪で金メダルを獲得した女子日本代表「東洋の魔女」に象徴されるように、バレーボールはかつて圧倒的な人気を誇っていた。その後、五輪での不振やスポーツの多様化などで他競技に押され気味となったが、近年は男子日本代表の躍進もあって人気が再燃しつつある。
競技の魅力を知ってもらおうと、男女ともに地域貢献に力を入れている。ヴィクトリーナ姫路は播磨地域8市8町の自治体と連携する。ホームタウンの姫路市だけでなく、近隣市町でバレーボール教室を開くなどしてファン拡大に努めている。将来は県内全域に活動エリアを広げてもらいたい。
今秋始まった中学校部活動の地域展開でも、チームが一役買っている。指導者がいない姫路市内の複数地域で、ヴィクトリーナ姫路の選手がコーチを務め、技術指導を通じて楽しさを伝えている。地元チームが裾野を広げる動きは頼もしい。
少子化で競技人口の減少は避けられない。地域展開でスポーツへの関心低下を心配する声もある。身近なチームの活躍は地域や子どもたちの興味に結びつくはずだ。SVリーグでの熱戦が待ち遠しい。
























