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もし目に劇物がかかったら…※イメージ画像
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もし目に劇物がかかったら…※イメージ画像

「もし何かヤバい液体を目にかけられたら」ー。目に劇物をかけられた緊急時の応急処置がSNS上で大きな注目を集めている。

「それが何かにかかわらずとにかく1秒でも早く洗い流して!!水がなければ手持ちのお茶でもジュースでもいいからとにかく早く!介助者がいるなら、本人は仰向けで少し首を傾け、目頭から目尻に流れるように水を流し続けるのが良いです。」

「量は多くて困ることはないのでとにかく流す。流しながらまばたきと目を動かす。ヤバい物質であればあるほど恐らくクソ痛いですが、早急にしっかり洗い流せるかどうかが今後一生の視力にかかわります。」

「化学物質、特に強酸やアルカリ性のものは短時間で角膜の深くまで侵します。最悪の場合、黒目が真っ白になってほぼ何も見えなくなります。とにかく原因物質の除去が第一です。」

など一連の投稿をしたのは都内で勤務する眼科医の「めめめ」さん(@ophthalmicgamer)。

8月24日には東京メトロ白金高輪駅構内で、男性が顔に硫酸をかけられやけどを負う事件が起こったばかり。めめめさんの投稿に対しSNSユーザー達からは

「駅の構内とかでそういう現場に出くわした場合、自動販売機を見付けてミネラルウォーターでも麦茶でも買って被害者に渡せると良いですね。」

「水場が近くにないときは、まずは唾液だな。溶剤扱う会社でシンナー目に入ったときは、唾液でめを洗いながら水場まで連れていってもらってた。」

「硫酸、中和するには重曹だっけ?覚えてない。水だと希釈熱だとかなんだとかで熱が発せられるってなにかで見た気がする。でも実際にはそんな都合よく中和できる物が手元にある!なんてことは殆ど無いだろうから、うだうだ考えずに大量の水で洗い流すべきだよね」

「あと、もう一つ大事な事を…絶対に『素手』で介助しないように!出血者の救護と同じで『ヤバイ液体』にはビニールなどで手を保護して対応してね。被害者に水などをかける際、介助者は眼にも気をつけて。撥ねた『ヤバイ液体』が眼に入ったら大変だから。二次被害防止にも気をつけるんだぞ!」

「地下鉄サリン事件の際、先輩が日比谷線から地上に避難した際、朝なのに夕方みたいに風景が見えた(後から判明したのなサリンが瞳孔に影響を与えていた)所に下町の風のおばちゃんが取り敢えず眼だけでも洗って!!の一言に顔や眼をすぐに洗い救われた話があったのを思い出しました」

など数々のコメントが寄せられている。

めめめさんにお話をうかがってみた。

中将タカノリ(以下「中将」):今回のご投稿のきっかけをお聞かせください。東京メトロの事件でしょうか?

めめめ:はい、東京メトロの事件を受け、同様の事件や事故が起こった場合の応急処置について少しでも多くの人に知っていただければいいなと思い投稿しました。応急処置の有無で今後の状態にかなり差がでますが、いざそうなったときにどうして良いか分からない、正しいかわからないという方が多いのではないかと思います。「目が開けられない」という報道を見たので被害者の方の状態が大変心配です。

中将:SNSで大きな反響がありました。

めめめ:正直、医療者からすると当然のことなので「何を今更」と言われるのではと思っていましたが、思った以上に反響があり「知らなかった」「知っておいてよかった」という声が多かったです。投稿して良かったです。

 ◇ ◇

「今回のツイート内容はあくまで応急処置です。何でもいいとは書きましたがベストは水なので、水が手に入り次第水で洗いましょう。そして洗浄後はできるだけ急いで病院を受診してください。今回の投稿で今後1人でも多くの方が救われたら嬉しいです。」とめめめさん。事件や事故に遭わないのが一番だが、万が一の時のためにぜひ頭の片隅に置いていただきたい応急処置だ。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

2021/8/28
 

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