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ええっ?どういうこと? しかも、こんなことを言うのは子どもだけかと思っていたら…
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ええっ?どういうこと? しかも、こんなことを言うのは子どもだけかと思っていたら…

あなたの周りにもいませんか?「あなたのことを思ってしてあげたのに、何で私にはしてくれないの?」と見返りを求める人。それが親子揃って…となると大変です。子どもが親と同じように見返りを求めてくる…それはもしかしたら、子どもに人付き合いの理想を押し付けている「毒親」の影響かもしれません。

取材を受けてくれた友人のNさん(神奈川県横浜市在住・40代・会社員)には小学1年生の娘さん・Eちゃんがいます。小学生になってから、同じクラスに女の子の友達ができたようで、2人は毎日のように遊んでいたそうです。

ある日、娘さんが他の友達と遊ぶ約束をしていたので、その友達の誘いを断ったそうです。すると友達は「いつも私はEちゃんとだけ遊んで仲良くしているのに、何で私のお誘いを断るの?」と言ったそうです。

しかし、娘さんは先約があった友達を優先しました。すると、その日の夜に友達の母親から「Eちゃんがうちの子と遊ばなかったのはどうして?いつもEちゃんとだけ仲良くしているじゃない」と連絡があったそうです。

こういったことが何度か続き、Nさんはその親子と距離を置くことにしました。

   ◇   ◇

この親子のように、親子で言っていることや考え方が同じということは、きっと親が子どもに人付き合いの理想を押し付けているのかもしれません。いま話題の「毒親」かもしれないですよね。でも実は、自分も知らない間に「毒親」になっている可能性があるかもしれません。

■「毒親」の特徴

毒親とは、子どもの人生を支配したり、傷つけたりし、子どもに害悪を及ぼす親のことです。

特徴としては、過干渉・過度な管理・支配・価値観の押し付け・暴言や暴力・虐待行為・ネグレクト(育児放棄)など、指摘される親の行動範囲はさまざまです。

前述の「見返りを求める似た親子」については、親の価値観を子どもに押し付けていることに当てはまるかもしれません。確かに、その親子とNさん親子が一緒に公園で遊んでいたとき、学校生活や友達関係、身につけるものまで指摘しているところを見たことがあるそうです。

また、「毒親」には自分にも子どもにも甘いタイプが多い傾向があります。親自身の寂しさや精神的な未熟さ、人生に深く根差した問題が関係する場合もあるので、毒親問題は根深い問題なのです。

■「毒親」にならないために

それでは自分自身が「毒親」にならないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

▽(1)子どもをコントロール(支配)しようとしない

「お母さんのいうことを聞いていれば大丈夫」など、子どもをコントロールするのはやめましょう。「あなたがが心配だから、こうしなさい」など心配した後に提案していることも、子どもをコントロールする行為にあたります。

▽(2)見返りや対価を求めて罪悪感を植え付けないようにする

「せっかく頑張ったのに…」「お金を出してやっているのに」などの発言をしないようにしましょう。子どもに罪悪感を与えるため、新たにチャレンジをしようという気持ちを奪ってしまう可能性があります。

▽(3)他者と比較して評価しない

「あなたはお姉ちゃんと比べて、なぜこうなの?」「弟や妹はちゃんはできるのに、どうしてできないの?」など、兄弟姉妹や他者と比較しないようにしましょう。

▽(4)期待に沿わなくても怒らないこと

子どもを感情的に怒ったり、イライラを表に出さないようにしましょう。とくに自分の期待に沿わなくて責めるような言い方はやめたほうがよいです。自分は自分、子どもは子ども、それぞれ違う人間です。子どもに没頭することなく、頑張り過ぎない子育てを目指しましょう。

▽(5)子育てのゴールを考える

子育てのゴールは、子どもが人間関係を自ら築き、自身で生きていけるようになることです。過干渉になる気持ちはわかりますが、子どものためにも子どもを信じて歩ませることも大切なのです。

(まいどなニュース特約・長岡 杏果)

2021/10/10
 

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