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家族として迎えた頃(右が空ちゃん、左が海ちゃん)
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家族として迎えた頃(右が空ちゃん、左が海ちゃん)

■グラウンドにいた2匹の子猫

海(かい)ちゃん(1歳・メス)と空(くぅ)ちゃん(1歳・オス)は、2019年11月、少年野球チームが練習をしているグラウンドにいた。子供のお母さんが発見し、保護され、その後猫ボランティアに託された。
愛知県に住む中村さんの夫は、その野球チームのコーチで息子はメンバーだった。帰宅した夫が「白い猫が2匹いた」と言うので、来週もまだいたら保護して飼おうと話していた。しかし、翌週グラウンドに行った時には猫たちは見当たらず、他の保護者から先週保護されたと聞いた。

■1匹だけのつもりが

中村さんは、1年半前に13年間飼っていたミニチュアダックスフンドの陸ちゃんを亡くした。こんな悲しい思いをするなら二度とペットを飼わないと決めていたが、娘がどうしても猫が飼いたいと聞かないので猫を飼うことにした。

猫を探していた時に、折よくグラウンドに現れた子猫たち。監督に聞いたら、30年ここで野球を教えているが、初めて猫を見たという。中村さんは単なる偶然だと思えず、その猫を飼うことにした。 「猫を飼うのは初めてだったので1匹だけ飼うつもりでしたが、グラウンドに2匹いたら1匹だけ連れていくのはかわいそう。でも、保護されてボランティアさんのところにいるのなら良かった、1匹だけ譲っていただこうと連絡をしたんです」

しかし、ボランティアは、「兄妹なので2匹一緒に迎えてくれる方にしか譲りません!」と言った。中村さんはいきなり多頭飼いすることに不安を感じたが、友人が「猫を飼うなら2匹の方が育てやすいよ。じゃれあいながら猫社会のことを色々覚えていくんだよ」と言っていたのを思い出し、2匹一緒に迎えることにしたという。
「私たちが猫を飼おうと探していたことがどこかで通じて、海と空がグラウンドに現れたんだと思っています。猫って不思議な力がありますね」

■初めて猫を飼う、しかも多頭

他界した犬の名前が陸(りく)だったので、「海と空で陸海空、陸との繋がりもできていいね!陸も絶対忘れないよ!」と長女が提案。まだ迎える前だったが、満場一致で海ちゃんと空ちゃんという名前にした。

自宅に猫たちを連れてきてもらって対面すると、小さくて真っ白でふわふわ、とても可愛かった。しかし、海ちゃんは猫風邪をいていて片目の目やにがひどかった。中村さんは事前に何も聞いていなかったので、「だから兄妹一緒にって言われたの?これ治るの?どうしよう」と心配になった。ボランティアに聞くと、「治りますよ!」と言われたが、不安になったという。
子猫たちは2匹でくっついていると安心するらしく、海ちゃんと空ちゃんはいつも一緒にいた。
「その姿をみて兄妹二匹一緒に迎えてよかった!片目がどんなになろうとも育てようと家族で決めました」

病院に行き薬と目薬をもらうと海ちゃんの眼は1週間ほどで治り、海ちゃんはブルーアイ、空ちゃんは美しいオッドアイになった。

■海と空を見ているだけで幸せ

海ちゃんは甘えん坊の怖がり。来客があるとさっと隠れて、どこにいるのか分からない。食べて寝てばかりいるのでどんどん大きくなっている。空ちゃんは好奇心旺盛で運動神経抜群。どこにでも登る。しかし、ご飯に関してはちょっと気難しい。今日はこっちで食べるとか、今は食べたくないとか、これは嫌とか好みが激しい。

海ちゃんと空ちゃんが2匹で団子になっていたり、何をするにも一緒に行動したりする様子を見るだけで家族皆んなが癒される。写真を撮っては送り合い、会話も増えた。
「コロナ禍で家にいる時間が増えましたが、猫のおかげでいやされました。出かけることが減り、ネットで猫の物ばかり買っています。可愛くて、すっかり猫派になりました。もちろん犬も大好きで犬と猫との生活にも憧れます」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

2021/11/3
 

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