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ハンバーガー屋さんの看板。よく見ると「吸猫」の文字が(撮影:Coco)
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ハンバーガー屋さんの看板。よく見ると「吸猫」の文字が(撮影:Coco)

 「猫吸い」ーーネコの体に飼い主が顔をうずめ息を吸う行為として、日本のネコ好きさんの間ではよく使用される言葉ですが、台湾でも数年前から猫吸いを意味する言葉が使われ始めました。それは「吸猫」。シーマオと発音します。

■飲食店入口にも「吸猫OK」

 中国語も日本語と同じように、どんどん新しい言葉が誕生します。台湾では日本のテレビを楽しむ人が多いため、日本語が語源になっている言葉が外来語としてたくさん入ってきます。例えば、「元気」「大丈夫」「人気」「残念」など。本来は中国語にはない言葉ですが、現代では日本の影響を受けて台湾でも日常的に使われる言葉になりました。日本のTwitterでバズった言葉がそのまま使われる、なんてこともあります。

 その一つとしてここ数年、よく目にする言葉が「吸猫(シーマオ)」です。意味は字の通り、日本語でいうところの「猫吸い」です。

 ネコ好きな方なら分かると思いますが、ネコって独特な匂いがして癖になりますよね。

 数カ月前、台北市内にある看板猫が3匹いるハンバーガー店に立ち寄ったのですが、表の看板にしっかりと「Wifiあり、ネコ吸いOK」の表示がありました。このお店のネコたちは人慣れしていて、カウンターに座っているお客さんのパソコンをのぞく子もいました。

■市販の猫用おやつには「猫を吸おう」

 市販のネコ用おやつのパッケージにも「吸猫」の文字があります。説明書きの「不抽大麻来吸猫」。訳すと「大麻を吸わずに猫を吸おう」。違法薬物を摂取することを中国語では「吸毒(シードゥー)」というのですが、それと「吸猫(シーマオ)」をかけてあるのが面白く、おもわずクスッとしてしまいました。

■「猫奴」が進化して「猫星人」!?

 ネコにまつわる中国語の中で筆者が一番気に入った単語は「猫奴(マオヌー)」です。字から想像できるように「ネコの奴隷」という意味です。要するにネコが大好きで、ネコに下僕のように扱われても幸せを感じられる“ネコバカな人”のこと。筆者も立派な猫奴ですので、SNSのハッシュタグなどにはこの言葉を使っています。

 これら以外にも、ネット上では猫奴たちのための新しい言葉がどんどん生まれていて、ネコがうれしい時に出すグルグル音は、似てる音の漢字を当てはめ「呼魯(フールー)」と表現されたり、「猫奴」の進化系として「猫星人(マオシンレン)」なんていう言葉もあるようです。

 台湾生活8年目の筆者ですが、台湾でのネコとの暮らしはまだ1年です。外国語を習得する時、自分の生活に関連のない単語はなかなか覚えないもので、ネコ関連の中国語など以前はほとんど知りませんでした。ネコとの生活が始まってからは、積極的にネコ関連のコンテンツをネットで見るようになり、ネコに関する中国語の語彙(ごい)がぐんと増えました。今後も台湾でネコに関する単語をたくさん学ぶことになりそうです。

(まいどなニュース特約・Coco)

2021/11/17
 

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