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オリックスの私設応援団
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オリックスの私設応援団

プロ野球の「選手別応援歌」や、ここぞの場面でチームを勢いづける「チャンステーマ」。各球団の私設応援団が工夫をこらして作詞作曲するが、とりわけオリックス・バファローズの応援歌は「かっこいい」「手がこんでいる」と野球ファンからの人気が高い。そこで、日本シリーズ開幕を前に、緊急企画としてオリックスファン約300人に「好きだった退団・引退選手の応援歌」について聞いた。ファンからは合併前までさかのぼって幅広い名曲が寄せられた。熱いコメントとともに紹介する。上位の結果は以下の通り。

■【1位】後藤光尊(41票) ファンを引き込むマイナー調のメロディー

♪1煌け尊き光 際立つ勝負勘 度胸据えて 臨めこの瞬間(とき)に
2昂ぶる闘志を抑え 手に汗を握るその瞬間 狙いを定めて 打てば場外越える

   ◇   ◇

 華麗な守備とパンチ力のある打撃で人気選手だった後藤。その応援歌は2013年に退団した後も根強い人気を誇る。1番は合併後に新しくできた曲で、「尊き光」は選手の名前に由来。屋外球場でのみ2番と交互で演奏する形式をとった。マイナー調で引き込まれるような1番と、さわやかな2番のメロディーが球場に響き渡った。

【ファンのコメント】

・僕をオリックスファンにしてくれた思い出の曲です(20代男性)

・3小節目以降のメロディーラインが独特で飽きない(20代男性)

・メロディーの途中で出てくる半音が絶妙のアクセント。この曲がきっかけでバファローズの応援を始めたといっても過言ではない(50代男性)

・暗黒時代を支えてくれた選手であり、細身ながら振れば場外超えるパワーと意外性の持ち主でそれを体現した名曲(30代男性)

■【2位】坂口智隆(30票) 記者もイチオシ

 日本シリーズ対戦相手であるヤクルト所属の坂口がランクイン。オリックスでは長く1番センターとして活躍し、応援歌もファンに親しまれた。私事で恐縮だが、筆者がオリックスファンになったきっかけの一つが、この応援歌。後半の「激闘の中で 紅く 炎やせ 武士(もののふ)の心」の歌詞とメロディーがあまりにもかっこよく、初めて球場で耳にした時は鳥肌がたった。

   ◇   ◇

♪素早く 力強く 先陣を切れ
激闘の中で 紅く 炎やせ 武士(もののふ)の心

   ◇   ◇

【ファンのコメント】

・元近鉄らしい勇ましいメロディと“赤”を示す歌詞。1番センターというリードオフマンにぴったりな“先陣を切れ” 。刀のようにバットを扱い、ヒットを量産する様として“武士”と喩えられているのがピッタリだと思います(20代男性)

・リードオフマンに相応しい歌詞、渋いメロディーが坂口選手のイメージにピッタリで大好きでした(30代男性)

・メロディ、歌詞全てがカッコ良すぎて一曲で坂口智隆という選手を表している気がする(20代男性)

・このメロディがオリックスの攻撃の始まりという感じだった(10代男性)

■【3位】糸井嘉男(26票) 美しくも迫力のあるメロディー

 2016年までオリックスに所属した現阪神タイガースの糸井。美しいファンファーレと流れるような音階のAメロが印象的。一方で「強烈な」から始まるBメロは迫力があり、「飛ばしたれ」「叩き込め」とファンは声をからした。

   ◇   ◇

♪嘉男! 燃えろ! 燃えろ! 嘉男!
託された願い乗せて 振り構えたその腕で 頂へと繋がる 架け橋を創れ
強烈な 速い打球を飛ばしたれ 腕力(かいなぢから)で 叩き込め

   ◇   ◇

【ファンのコメント】

・メロディーの綺麗さはもちろん、「腕力」を「かいなぢから」と読ませる歌詞のセンスも魅力です(10代男性)

・史上最高傑作。とくにほっともっとフィールド神戸のナイターの試合の初回、美しいオレンジ色に染まる神戸の夕日を背に、あの神憑り的な前奏が流れるのを聴くのが、人生において一番最高の瞬間だった。必ず復活させてほしい名曲(20代男性)

・理由はなんといってもかっこいい、AパートBパートに分かれている点でとても凝っているからです(20代男性)

■【4位】小島脩平(15票) 代々のスーパーサブに流用

 迎祐一郎、梶本勇介、鉄平、小島と流用されてきた応援歌。主軸ではなくともチームの屋台骨を支える選手たちに使われてきた。努力するさまが目に浮かぶような歌詞とメロディーが印象的。

   ◇   ◇

♪心磨き 技を鍛え 凌ぎを交わした
その努力糧にして 気高く咲きゆけ

   ◇   ◇

【ファンのコメント】

・メロディが綺麗かつ、歌詞も苦労人感が出ている(10代男性)

・ここぞの場面で選手の出番が来るからこそ、クセになる。スーパースターではなくとも頼りになる選手にピッタリ(20代男性)

・伴奏を含めたメロディと歌詞が美しい(30代男性)

■近鉄では北川(11票)、磯部(8票)が人気

〈北川〉♪奇跡を呼びこむ男 笑顔で決めろ 快音響かせ 白球飛ばせ高く

〈磯部〉♪心熱く燃やせ(今だ) 力込めて飛ばせ 敵を(叩け)強打(かませ) 勝利のために

【ファンのコメント】

・笑顔で決めろという歌詞が選手の人柄に合っていて好き(10代女性)

・磯部の応援歌で「飛ばせ~叩け~」って吠えまくってました(50代男性)

・磯部は曲調が流れるようなテンポとリズムで好きでした(20代男性)

■ブルーウェーブ・阪急は塩崎(7票)、村松(6票)、松永(4票)など

〈塩崎〉♪神戸の夢をかけて 青い空をめがけ そして狙いはひとつだ 星をつかめ

〈村松〉♪鍛え上げられた躰 そのハートも熱い 王者の道つかむぞ 魅せろ村松

〈松永〉♪かっ飛ばせかっ飛ばせ松永 それ行けかっ飛ばせ松永 ホームラン打つぞホームラン打つぞ ライトスタンドへ

【ファンのコメント】

・塩崎はブルーウェーブらしいシンプルながらも明るく馴染みやすいメロディと歌詞が好きです(20代男性)

・元々近鉄ファンでしたがブルーウェーブの村松選手の勇ましくカッコいい応援歌が歌えることで合併の悲しみが少し和らぎました(30代男性)

・曲が進むにつれ、盛り上がっていき、気持ちがたかぶっていく。当時それに応えていた松永を思い出し、今曲を聞くだけでも打ってくれるという安心感がうまれる(40代男性)

   ◇   ◇

 そのほか、以下のようなコメントが寄せられた。

〈Bs田口壮〉1番の歌詞では「夢の大地で手にしたそのリングに祈り込め」とワールドシリーズチャンピオンになったこと、2番の歌詞では「蒼い魂灯し、大きな波呼び起こせ」とブルーウェーブ時代の栄光を現すものになっており、田口選手の輝かしい経歴が応援歌を聴くだけで分かる傑作だと思うから。(20代男性)

〈伊藤光〉本人が爽やかなので熱意のある選手であるように、応援歌も爽やかな曲調に熱意溢れる歌詞でひたすらにかっこいいと思います!(20代女性)

〈小谷野栄一〉ポップの中にカッコ良さがある感じが好き(20代女性)

〈Bsローズ〉この曲に関しては「蘇る感動 再びここまで飛ばせ」という歌詞が、オリックス、近鉄共に一丸となって合併後初優勝に向かうぞ、そのために…!という感覚を受けて当時感動していました(20代男性)

〈日高剛〉とーばせ、とーばせ、どーこまでのところが好きです!(10代男性)

〈嘉勢敏弘〉後年ルーキーのテーマに転用されましたがそれにふさわしい若々しい爽やかさが好きです(20代男性)

〈由田慎太郎〉港町神戸に嵐を巻き起こせという歌詞が良い。(20代男性)

〈中村紀洋〉メロディーと歌詞の迫力が最高。近鉄といえばこれ(30代男性)

〈川口憲史〉おりゃー、とりゃー、に近鉄らしい いてまて感が溢れてる(20代男性)

   ◇   ◇

※アンケートはツイッター上で行い、10~70代の男女311人から回答を頂いた

※〈制作〉オリックス・バファローズ私設応援団、大阪私設應援團 大阪紅牛會・笑丑會、神戸蒼誠会、天体観測、松原猛牛会

※応援歌情報は、大阪紅牛會のツイッターアカウント(@deepredbulls)などで更新されます

※選手の敬称は省略しています

(まいどなニュース/神戸新聞・小森有喜)

2021/11/20
 

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