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台北駅構内のワクチン接種会場に並ぶ人々(撮影:Coco)
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台北駅構内のワクチン接種会場に並ぶ人々(撮影:Coco)

 新型コロナウイルスが流行し始めて2年。台湾の感染者数は累計で16816人(衛生福利部調べ、12月20日現在)です。台湾の感染者数はなぜ少ないのか? ワクチン接種状況はどうなっているのか? 現地の情報をお伝えします。

■自宅隔離中に警察官がやって来た理由

 台湾では2020年3月中旬からとても厳しい水際対策が始まりました。入国可能なのは台湾国籍と居住ビザを持つ外国人のみ。そして全ての入国者は14日間の強制隔離。当時は台湾に家がある人は自宅隔離が可能でしたが、隔離期間中は携帯電話番号を登録し、GPSで居場所を把握されます。他国の隔離のように散歩に行ける時間も与えらず、家を一歩も出ることができません。毎日かかってくる電話に応答がなかったり、GPSで家から離れたことが分かったりすると、約10分で警察官が駆けつけます。

 実は筆者は2020年3月にイギリスへ旅行しており、帰ってきた時にこの自宅隔離を経験しました。隔離中にスマホが突然壊れて電源が入らなくなってしまい、GSPが切れたため警察官が家までやって来るというハプニングがありました。スマホの故障を説明したところ、なんと次の日、隔離中に使用できるスマホを1台持って来てくれました。もちろん隔離後には返却ですが、なんて太っ腹! このように台湾では以前から徹底した隔離処置がなされていました。

■久しぶりの外食に感動

 2021年5月。ついに台湾で多数の市中感染が確認され、コロナアラート「レベル3」のロックダウン一歩手間に。学校や仕事はリモート。ビーチや野外レジャー施設は封鎖。飲食店はデリバリーとテイクアウトのみ。外出時にマスクを着用しなければ罰金ーーと非常に厳しい状況が続きました。それに伴い、水際対策も自宅隔離が不可能になり、入国者は自国民であっても全員ホテル隔離が必須に変更されました。

 8月になり感染者数が落ち着いたので警戒レベル2へ。この時、3カ月ぶりに外食した時の感動は一生忘れません(日系回転寿司店に走りました)。12月現在、マスク着用義務はあるものの、ほぼ元通りの生活を送ることができます。この2カ月ほどは市中感染者数もゼロの日が続いている状態です。

■商品券がもらえるワクチン接種に列

 ワクチンに関しては、台湾はワクチン確保に苦労したので日本より遅れ、一般市民の接種は今年9月ごろから本格的に開始しました。そこからは猛スピードで各病院や公共の場所で接種会場が設置され、12月中旬では2回接種済みが人口の65%に達しています。

 台湾では現在はワクチンの数は足りており、大型接種会場では予約なし接種ができます。さらに、そこで接種した人にはプレゼントも。ほとんどの場所で100元(日本円で約400円分)のスーパーやコンビニの商品券がもらえます。台湾最大の駅、台北駅構内でも行われており、平日にも関わらずかなりの人が集まり並んでいました。筆者は早々と病院で接種してしまったので、商品券がもらえるまで少し待てばよかった…と少し後悔しています。

 水際対策がひときわ厳しく開国の兆しが全く見えない台湾ですが、ワクチン接種率も上がってきているので来年には隔離がなくなり、自由に行き来ができるのではと期待しています。筆者も来年は日本へ行き、日本のおいしいものをたくさん食べられることを夢見ています。

(まいどなニュース特約・Coco)

2021/12/22
 

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