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長きにわたる活躍に終止符が打たれた近鉄12200系
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長きにわたる活躍に終止符が打たれた近鉄12200系

激動の2021年、コロナ禍が終息しない中で関西の鉄道界にもいろいろなことが起こりました。筆者の独断と偏見に基づき関西の鉄道界、3大ニュースを選んでみたいと思います。

■時刻を気にするようになったJR西日本の終電繰り上げ

個人的に影響が大きかったのは3月に行われたJR西日本の終電繰り上げです。三ノ宮駅では大阪方面行き終電が0時35分発から0時10分発と25分も繰り上がり「私鉄並みの終電時刻になったなあ」というのが第一印象でした。

バー通いも趣味のひとつですが、秋までは緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により時短営業が続くことに。そのため、あまり終電の繰り上げを実感することはありませんでした。

時短営業がなくなると、23時以降もバーで飲むこともしばしば。その際にJR西日本の終電繰り上げを実感しました。従来は終電発車時刻が24時30分前後ということもあり、それほど時間を気にすることなく終電に乗っていました。

しかし終電が25分も繰り上がると23時台に店を出る必要があり、さすがに時計を気にするようになりました。常連やスタッフも「そういえば終電が早くなったよね」と一斉に時刻を確認するシーンもしばしば。まだまだ慣れるには時間がかかりそうです。

■「オレンジ色と紺色」の伝統色も消滅、近鉄12200系の引退

2020年は近畿日本鉄道の新型特急「ひのとり」やJR西日本の271系「はるか」のデビューなど、「出会い」が多い年だったように思います。しかし2021年は「別れ」が印象に残る年になりました。

その中で最も印象深かったのが11月に引退した近鉄12200系「新スナックカー」です。12200系は特急専用車両として1969(昭和44)年にデビュー。製造両数は160両を超え、近鉄特急を支える役割を果たしてきました。

筆者が12200系に乗車したときはすでに末期でしたが、オレンジ色と紺色の塗装は強烈な印象を受けました。またひじ掛けからテーブルが出ることも驚きでした。

とはいえ、子どもの頃は「アーバンライナー」や「伊勢志摩ライナー」と比較すると、12200系が来てもあまり「ワクワク」を感じなかったのが正直なところ。言い換えると「当たり前」に見られる車両だから、新鮮味を感じられなかったのでしょう。

しかし、いざ「引退」が決まると、急に愛着が増すのは不思議なものです。12200系の引退と同時に長年見られた「オレンジ色と紺色」の近鉄特急色も姿を消すことになりました。コロナ禍により世の中は変化していますが、近鉄特急も確実に新たな歴史を歩んでいることを印象づけた出来事でした。

2022年春には12200系を改造した新たな観光特急「あをによし」がデビューします。どのような車両になるか、今から気持ちが高まります。

■「WEST EXPRESS銀河」新宮へ向かう

2020年にデビューしたJR西日本の長距離列車「WEST EXPRESS銀河」が新宮への乗り入れを果たしたことも大きなニュースです。

2021年7月16日~12月22日まで「WEST EXPRESS銀河」は京都駅から新宮駅は夜行列車、新宮駅から京都駅は昼行列車として運行しました。

筆者が印象深かった点は京阪神エリアから紀伊田辺・新宮方面行きの夜行列車が運行されたという点。急行型車両165系で運行された時から約20年ぶりの復活ということもあり、多くの鉄道ファンの注目を集めました。

幸いなことに筆者は京都駅から新宮駅までの試乗会に参加。夜行列車という久々に味わうドキドキ・ワクワク感と沿線住民からの歓待が入り混じった素敵な鉄道旅行になりました。

なお「WEST EXPRESS銀河」は2022年1月15日~3月10日まで昼行列車として大阪~下関間を往復します。

   ◇   ◇

上記以外のニュースでは「5扉車」京阪電気鉄道5000系の引退、阪急電鉄「すみっコぐらし号」のデビュー、南海電気鉄道「めでたいでんしゃ かしら」のデビューなどがありました。

2021年はコロナ禍も相まって、鉄道界にとっては昨年に引き続き厳しい年となりました。2022年は少しでも明るい年になればと一鉄道ファンとして願っています。

(まいどなニュース特約・新田 浩之)

2021/12/30
 

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