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あなたがお住まいの市町村ではどのコンビニが一番多いでしょうか?※にゃんこそばさん提供
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あなたがお住まいの市町村ではどのコンビニが一番多いでしょうか?※にゃんこそばさん提供

地図に情報をまとめると、思いもよらぬ発見があったりします。2021年も地図を通じてさまざまな情報が「見える化」され、注目を集めました。コンビニの立地に、人々の移動手段、人口や過去の地形など…話題を集めた地図の数々をまとめました。

■「関西でローソンの存在感が…」「北海道のセイコーマートすごい」

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ…。Yahoo!ロコに掲載された全国5万1千軒のコンビニの情報を収集し、市区町村ごとに店舗数が最も多いブランドで着色した「コンビニ勢力図」がSNS上で大きな注目を集めました。この勢力図を制作したのは地図サイト「5656map」運営者のにゃんこそばさん(@ShinagawaJP)。

SNSでのコメントでは、関西のローソンの存在感が薄れていることに驚きの声もありました。投稿したにゃんこそばさんは「なんとなく都市部はファミリーマート、郊外はセブンイレブン、地方都市はデイリーヤマザキが多いのかな?と予想していたんですが、全く当てが外れました。『コンビニは物流が命』と聞いたことがありますが、ファミリーマートが道北(北海道北部)に全く進出していなかったり、セイコーマートが北海道に集中していたり…という分布を見ると、その言葉を改めて実感します」と述べています。

■通勤・通学…圧倒的に使われているのは自動車

自家用車、鉄道、自転車、徒歩…。日本各地でどのような交通手段が使われているかを視覚化した地図がSNS上で大きな注目を集めました。地図を制作したのは大学で地理学、近代都市史を学ぶ永太郎さん(@Naga_Kyoto)。地図によると電車が主な交通手段となっているのは関東、関西の中心部のみで、その他の地域では圧倒的に自動車が優勢。また京都市北部や東大阪市、尼崎市では自転車が、京都市東山区では徒歩が主な交通手段となっているといいます。

「大学で地理学を専攻していることもあり、GIS(地理情報システム)の練習を兼ねてときどきこういった地図を作成しています。ちょうど電車の減便に関するニュースを見たので、通勤で電車を使う地域はどのあたりなのだろうと思い今回の地図を作ってみました」と語る永太郎さん。制作してみて「思った以上に電車通勤が多いエリアは狭いんだなという感想を抱きました。三大都市圏以外でも政令指定都市クラスなら電車通勤がメインだと思っていたのですが、案外福岡や広島など大きな都市でも一部の区以外は自家用車通勤・通学のほうが多いことに驚きました」と述べています。

■こんなに広い秋田県…「人口は千葉市より少ない」ですって!?

昨年までに7年連続で人口減少率1位となるなど深刻な過疎化に陥っている秋田県。そんな秋田県の人口減少の実態を可視化した図が大きな注目を集めました。秋田県の面積は東京都、埼玉県、千葉県の合計面積とほぼ同じというほど広大なのに、その人口は94.8万人で、千葉市の98.2万人よりも少ない…。圧倒的な人口密度の違いが伝わります。

図を制作したのは、秋田県にお住まいの「こんでんえいねんしざいほう」さん(@hiroju5555)です。「高校時代から超がつくほどの地図オタクで、地図帳後ろの都道府県別市町村人口一覧を見ていたら、『ん!?︎千葉市と秋田県同じくらい?』と気付いて作りました」とのこと。寄せられた反響に「とりあえず多くの人に議論してもらうのが、過疎化が進む秋田にとって大切かなぁ…と。ネットの皆様に秋田について興味を持ってもらえたこと自体は良かったです」と語っていました。

■やはり関東平野は海だった? 貝塚という地名を結んだ線は…

国土地理院地図で「貝塚」と地名検索し、標高10m未満を黒くした図がSNS上で大きな注目を集めました。関東各地の「貝塚」を結んだ線と、標高10m未満の線はほぼ一致しているといい、貝塚が成立した古代にはその周辺は海に面していたといいます。この図に、歴史ロマンを感じる人や、温暖化などで海面が10メートル上昇するとしたらどうなるかを想像した人もいて、SNSではさまざまな声が上がりました。

図を制作したのは、代々木ゼミナール地理講師でコラムニストの宮路秀作さん(@miyajiman0621)。制作の経緯について「『海水準が10m上がったらどこが海岸線になるだろうか?』とふと思いつき、まずは『標高10m未満を黒くする』設定をしてみました。そして、かつて地球が現在よりも暖かった時代の海岸線は内陸に位置していたこと、その海岸線に沿って貝塚が形成されていたことを表現できないものかと思い、地名の一部に『貝塚』をもつものを検索してみたところ、見事に一致した」と述べています。

■北海道では「お隣の町まで数時間」は当たり前!?

「札幌から帯広へは139kmで所要時間約170分」「釧路からから浦河へは205kmで所要時間約250分」「旭川から稚内へは257kmで所要時間約280分」…。そんな北海道の各都市間の距離と所要時間を表示した案内板が話題になりました。「これは北海道で見つけたとてもためになる図です」と紹介したのはメメントさん(@memento_ekimemo)。占冠村にある『道の駅 自然体感しむかっぷ』と言う施設の売店付近にあった案内版を何気なく撮影して投稿したものだそうです。

北海道を旅行で実際に運転してみて、都市と都市の距離が非常に離れていることを実感したというメメントさん。投稿への反響に「北海道の広さについて道民以外の方はまだまだ知らないことを知りました。北海道の広さについて正しい理解が広まることにより、旅行する方が移動時間を読み誤ってしまうことが少しでも減るといいなと思っています」と語っています。

■「絵文字」だけで兵庫県を表現した地図に、ノスタルジー誘われる人続出

神戸市出身のイラストレーター、こもりあやみさんのツイートが注目を集めました。こもりさんは兵庫県内の名所や特産品を連想させる58個の絵文字を組み合わせて作った地図を投稿し、「兵庫県 みなさんはいくつ知ってますか?」と投げかけました。例えば、西宮市や宝塚市のエリアには野球場とドレス姿で踊る女性の絵文字を配置し、甲子園球場と宝塚歌劇を表現。日本海側にはカニや温泉、カバンなどの絵文字で但馬地域の魅力を詰め込みました。

「以前、Twitterでフォローしている方が絵文字だけの秀逸なつぶやき作品を投稿しているのを見て、Twitterでもドット絵みたいにアート表現できるんだと思ったことが今回の発端です」と語るこもりさん。「兵庫県は俗に『ヒョーゴスラビア』とも呼ばれるほど、歴史や文化の異なる旧五国が集まった珍しい県です。本州の両端にある青森と山口以外で唯一、日本海と太平洋に挟まれた県でもあります。そんな兵庫県の多様性を表せたら面白いなと思いました。自分がこれまでに行ったことのあるエリアや、子どものころに現地で体験した内容を盛り込みました」と語ります。実際に投稿を見て、「地元に帰りたくなった」「実家すぐわかった」「ふるさと」「家に帰りたい」などと郷愁を誘われた人も多かったようです。

2021/12/31
 

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