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親が子どもの小さな変化に気づけるかどうかが重要です
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親が子どもの小さな変化に気づけるかどうかが重要です

小学校にもなると、いじめも少しずつ巧妙になり、親が子どもの変化に気づかないことも出てきます。多少のケンカや仲間はずれはあるものですし、子どもの性質によって同じことをされても「いじられてる」と「いじめられてる」と受け止め方が違うのもよくあります。とはいえ限度もあり、やはり親としては常に注意深く見守っていく必要はありますね。特に働くママにとっては学校の情報は入ってきづらい場合も多いですし、何より子ども自身が「何を聞いても、ちゃんと答えてくれない」状態なことも。先輩ママたちの間でも「実際にどんな状況なのかわからない」といった悩みが多いようです。

■いじめのサインを見逃さない

下記はほんの一部ですが、子どもの態度や持ち物で「あれ?」「なんかこれまでと違うな」と違和感を感じるなど、小さな変化に気づけるかどうかが重要です。

 ・洋服がひどく汚れていることがある
・朝起きたがらない、学校へ行き渋る
・教科書やノートに子どもの字ではない落書きがある
・すり傷が頻繁でケガの理由があいまいである
・お腹をさすったり痛いような素振りだが聞くと黙り込む
・食が進まない
・ひどく甘えてきたり突然泣いたり感情の起伏が激しい

…こういった違和感というのは、いわば親の直感だったりもするし、多くの場合「杞憂で終わる」ことが多いかもしれません。洋服がひどく汚れていたのは図工で絵の具をひっくり返しただけかもしれない。でも、筆を洗ったバケツを誰かがわざと蹴飛ばして服が汚れたのなら、微妙です。

ひとりの子が思いつきで意地悪したのなら単なる1対1のケンカだし、不機嫌になりやすいタイプは実際にいるので、たまたま的になってしまったという事もあるでしょう。しかし、それが何人かのグループ単位で「あいつ、気に入らねーし」「お前、バケツひっかけてこいよ」といったように、1度ならず執拗に意地の悪いことをするようであれば、これは学校と相談する必要がある状況です。

■学校の様子を話さない子供は多い

夕飯などに「学校どう?」「最近友だちとどうよ?」と親としてはなにげなく聞いたりするのですが、子どもは「別に」「フツー」とそっけない返事をするのは珍しいことではありません。

おしゃべりな子供もいれば、何を聞いてもひと言で終わる子供もいます。ちょっとしたプチ反抗期だったり、単純に「今日は話したくない」時もあるでしょう。大人だってそうですよね、帰宅して微妙に苛つきながら「どうしたんだよ」と夫に言われて「いや、別に」と、相手が余計に気になるような、捨て台詞に近い言葉をつい口にしてしまうことはありませんか?

子どもも同じです。だから、そこで問いただしたり「なにソレ、フツーって何よ? え? フツーって?」と迫れば迫るほど、子どもは頑なに口を閉ざしがちです。

そこで、親から上手に「どうしたのかな」とぽつりぽつりでも口にできるよう誘導することも、状況によっては必要だと思います。

■子供から話し出させるためのコツ3つ

▽(1)上手なあいづちで話を聞く姿勢をもつ

「今日学校どうだった?」と聞けば「別に」ですが、「今日って体育あったっけ? 今体育は何やってるの?」と具体的な質問になると、子供もとりあえずは「今は縄跳び」と答えます。そこで「縄跳びねぇ、二重跳びとか飛べる子っている? ママ出来なくて苦労したわ~、あんた、飛べるの?」と、子どもが回答するべき質問をすれば、大抵の子どもは答えます。子供がちょっとでも話し出したら「それってさ、A君が悪いんじゃないっ」と途中で割り込みをしないことも大事です、言葉の使い方が上手ではなく、わかりづらくて、つい畳みかけて問いかけたくもなるでしょうが「聞き上手」で「うんうん、そんなことがあったんだ、そうかぁ」と共感することが大切なようです。

▽(2)話を広げていく

縄跳びの話から「今日体育休んでいる子っていた?」と聞いてみたらどうでしょうか。「うん、Bちゃんが休んでた」「そうかー、風邪かね? 同じ班の子だっけ?」とそこから話題を広げていく方法もあります。まぁ不機嫌な時には「よく知らない」「わかんない」と答えるかもしれませんが、とにかく話の範囲を大きくしていくことで、何かしらのヒントを得られるかもしれません。

▽(3)楽しい事あった? イヤなことはあった?

子供は自分にとって、嫌なことは話したがりません。深刻であればあるほど、話すこと自体にためらいます。縄跳びの話から「で、何回飛べたの?」とつなぎ「体育で一番好きなのは何?」と得意なこと・好きなことの話にしていくと、まぁイヤなことよりは少しは口を開く可能性がアップしますね。

「すごいね」と言いながら「そしたら体育とかでさ、最近イヤなことってあった?」流れの中で問いかけてみたらどうでしょうか。

万能だとは言いませんし、私も子どもから「話を聞き出す」ことにはいつも苦労してきてましたから、ちょっとしたヒントでしかないんですが。でも、とりあえず試してみても損はないかな、と思います。

■関心を持って見守ることの大切さ

もうハッキリとどう見てもイジメだとわかれば、親なのですから学校なり、相手の親なり、対応の仕方はあるでしょう。でも常に難しいのは、子どもが「ママ、いじめられてる、キツイんだよ、どうしよう」とは、なかなか頼ってきてはくれない点です。

でも、口にしてハッキリと頼ることはなくても、小学校くらいまでの子供であれば「ママ・パパ気づいて」と何かしらのSOSサインを送っていことが多いのです。

だけど、このサインが本当にわかりづらい。これは働いていて時間がないことは現実的な問題としてはあったとしても、ですよ、でも、専業主婦でビッチリ子どもの放課後を見ていたからといって気づくとも限りません。ただし、共働きの場合、学童に入れていることも多いわけで、学校生活と学童の時間と、その両方で「何か子どもが不安・不満を抱えていることはないか」といつも気にしていることは大切ではないでしょうか。

結局、大事なのは「常に様子を見ている」ことに尽きます。毎日子どもの様子を見ているからこそ「何か違うぞ」と小さな変化に気づくからです。でも…実は思っている以上に、ちゃんと子どもの毎日を見ているでしょうか?

帰宅し、ひとまずご飯もちゃんと食べた。宿題やった? やってると言う。テレビ見て、タブレットいじったりして、ほんの少し子どもの顔に陰りがあったとしても(先生にでも怒られたのかな~、学童でケンカでもしたんだろう)と親の考えで納得するのではなく、そこで「どうしたのかな」と子どもの様子に関心をもつこと。聞き出すか、ひとまず様子見なのかは別にしても「あれ?」と気づくことが、私はとても大切なように思います。

なぜなら、子どもも敏感でママが何か気づいている、気にしてくれている、と思ったら、どこかで話す機会を自分から作ろうとするかもしれないからです。

私は子育てでもっともやってはいけないのは、関心を持たなくなることだと思います。信頼している人の「無関心」は、とても気持ちをダウンさせます。言ってもムダだし、とあきらめの気持ちを芽生えさます。

忙しくて大変だとは思うけれど、常に「今日の子ども」「昨日の子ども」その違いがあるか、関心をもち、行動を見守る視線を持つこと、それが子どもを守る親の義務でもあると、私は思います。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)

2022/1/5
 

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