連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

話題

  • 印刷
現在のじんくん。来年のじんくんはもっと黒くなってる?
拡大
現在のじんくん。来年のじんくんはもっと黒くなってる?

YouTubeで人気の猫チャンネル『でか猫みっちり』のじんくん(2歳)は、こげ茶色のお耳がチャームポイント。末っ子のせいか、とても甘えん坊です。信じられないことにこのじんくん、2年前まで白猫だったんです。猫なのに、狐につままれたかのよう。

保護されたのは生後約1カ月半のころ。お母さんに保護されました。この時の姿はボロボロ…。とてもお腹が空いていたらしく、お母さんがちゅーるを差し出すとガツガツと食べました。その後は喉を鳴らし、抱っこをさせてくれたんです。どうやら人の手を知っている猫のようです。

人慣れしているならTNRで戻すのは危ないと判断し、家族として迎えることに。実はお母さん、密かに白猫との暮らしを夢見ていたんです。若いころから数多くの猫を保護し、里親さんの元へ送り出したり自分の家族にしてきましたが白猫はゼロ。ようやく憧れの白猫と暮らせると大喜びです。

保護された白猫は「じん」と名付けられ、先住猫のジジくん、エルくん、ふくくん、りくくんと一緒に過ごすことに。じんくんのお世話は、今まで10匹以上子猫の相手をしてくれたジジくんと秀才のふくくんが率先して行ってくれます。

毛づくろいをお兄ちゃん猫たちがやってくれるので、薄汚れていたじんくんの毛並みはどんどん艶々に。でも、まだまだ汚れが残っているように見えます。模様なのかなかなか判断がつきませんでした。

家族の愛情を一心に受け、どんどんとじんくんは大きく成長。慎重派のエルくんやりくくんとも仲良くなったころには、保護したころの姿が思い出せないほど。そう、白猫ではなくなったのです。

お母さんは少し残念に思いましたが、じんくんが元気でいてくれることが何より。そういえば、お祖母ちゃんの家のシャムトラも元は白猫だったんですよね。どうやら家系的に「白猫詐欺」に遭いやすいのかもしれません。

じんくんが白猫でなくなったころ、また家族に子猫が加わりました。家族が保護した三毛猫です。初めての子猫にじんくんは怖がって姿を見せないかと思われましたが、威嚇もせず近付いていくではありませんか。しかも子猫を怖がらせないよう、ぐいぐいいきません。

「ボクはここにいます」

と控えめなアピールに留めててくれるんです。これに安心した子猫は、じんくんにベッタリ!毛づくろいをし合ったり一緒に遊んだり。じんくんはお兄ちゃんたちにしてもらったように、子猫のお世話をせっせと焼きます。

けれど2週間ほどで子猫に新しい家族が見つかると、今まで通り家族と猫5匹の生活に。じんくんは子猫がいたベッドを見つめてとても寂しそう。それでも持前の末っ子気質を取り戻し、またお母さんやお兄ちゃんたちに甘えます。

そこに再び子猫が登場。今度は茶トラくんです。じんくんは大喜び!また「ボクはここにいます」と控えめな挨拶をし、茶トラくんに受け入れてもらってからお世話をします。この子とも仲良くなり、新しい家族のもとへトライアルに行った時にはしょんぼりしました。が、上手くいかず帰ってきたときには大歓迎!

「ずっとうちにいていいんだよ!」

と言わんばかりの歓迎っぷり。しかし、じんくんの喜びはつかの間、茶トラくんに別の新しい家族が見つかり、家まで迎えに来ることに。

じんくんは普段、知らない人に挨拶が出来る猫ではありません。怖くて隠れてしまいます。それなのに、茶トラくんの新しい家族の前に姿を見せたのです。見せるだけでなく、目の前に座ると目で訴えかけます。それはあたかもこう言っているかのよう。

「よろしくお願いします」

この後、茶トラくんを玄関まで見送り、姿が見えなくなってもしばらく扉を見つめ続けました。また帰ってきても良いように。しかし、再び扉が開くことはありませんでした。

出会いと別れを繰り返し、じんくんの毛色はどんどんと濃くなっていきます。人間や猫の温かさに触れるたびに濃くなっていますから、まるで「みかんのあぶり出し」のよう。寂しい子猫時代には温かさが足りなかったから、白猫だったのかも。

そういえば、じんくん本人は自分の姿が変わったことに気付いているでしょうか。いつかお話できるようになったら聞いてみたいですね。その時には、今のこげ茶色でなく真っ黒になっているかもしれません。

(まいどなニュース特約・ふじかわ 陽子)

2022/5/15
 

天気(7月2日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 20%

  • 38℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 20%

  • 38℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ