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丁寧に作られた、美しい苺のショートケーキ(瓶詰めさん提供画像)
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丁寧に作られた、美しい苺のショートケーキ(瓶詰めさん提供画像)

 「最近やっと背伸びしてない自分らしいお菓子作れるようになってきた。」という文言とともに「瓶詰め」(@___brix_65)さんがtwitterに投稿した4つのケーキの写真が大きく注目されました。いずれも美しく端正なケーキで、シンプルさゆえにいっそう作り手の技術やセンスの良さがストレートに伝わってきます。瓶詰めさんがケーキ作りにこめる思いをお聞きしました。

 投稿には「シンプルなだけに美しさが際立ちますね!」「原点にして、基本にして、最高にして、最強とはこれいかに。」など絶賛の声が届いています。

 さらに話題になった投稿に続けて「昔は仕上げが片側に寄ってるような大人っぽいお洒落なケーキを目指したりしてたんだけど、今は切り分けた時皆で仲良く食べれる可愛いケーキがとにかく好きなんよ。」とツイートする瓶詰めさん。現在はどんな気持ちでケーキを作っているのでしょうか。

■パン屋で働きながら家で趣味のお菓子作り 特別な材料は使わず過度な飾り付けはしない

--これまでの製菓歴を教えてください。

 高校、専門学校共に製菓の学校に通い、卒業してからはパン屋で焼き菓子やパンを作っています。家では趣味としてお菓子を作っています。

--家ではどんな時にケーキを作るのですか。

 同居人と暮らし始めて2年ほど経つんですが、生活リズムが違うので顔を合わせておしゃべりすることが少なくて。それがもったいなく感じて、毎週一度お菓子を作って、朝に一緒に食べる生活をしています。普通の朝ごはんでも良いんですが、私がお菓子を作りたいのでお菓子にしてます(笑)。なので今回投稿したお菓子もそれで作りました。苺のショートケーキだけは同居人のお誕生日だったので、いつもよりも贅沢して特別仕様です。

--お菓子を作るときに大事にしていることは?

 一番に美味しいこと、二番に自分が食べたい、作りたい物を作ること、あとは過度な飾り付けをしない事です。仕上げは、もっと華やかにも出来ますが、仕事ではなくお家で作るお菓子なので、気の張ってない身近に感じる雰囲気になるよう、特別な材料は使わないようにしています。あと作った物は日を分けて食べるので、切り分けた時どのピースを選んでも同居人と喧嘩にならない仕上げを心掛けています(笑)。

--「スマホ HUAWEIP20liteの初期搭載カメラで撮影して、Googleフォトで加工しています。光は自然光です」とも投稿されていました。撮影する際のこだわりはありますか。

 写真を撮る時は、お菓子とその場の雰囲気にフォーカスし、必要以上の情報が入らないようにしています。お菓子と、実際に食べる時に使うお皿とカトラリー、さらに光は撮影時の雰囲気に大きく影響が出るなと勝手に思っているので、必ず自然光で撮るようにしています。
加工の時は、自分が見たままの様子や、お菓子の雰囲気が伝わるように写真によって変えているので特に決まりはないです。

--4つのケーキに大きな反響がありました。特に印象に残ったコメントなどはありますか。

 冗談抜きに、素直に、全部のコメントが嬉しかったです。ただ、お一人、「『桃花片』みたいな話だろうか。」と仰ってくれた方がいて、この話を知らなかったんですが、調べてみたら私が格好良い見た目から、今の雰囲気のお菓子を作るようになった経緯そのままのお話で驚いたし、コメントでそのような表現ができる知識を尊敬しました。

◇ ◇

 「桃花片」とは、功成り名を遂げた老陶工が、自分の作る作品に疑問を抱き、やはり陶工であった父の思い出が胸に去来する中、期せずして自分が真に求める焼き物の姿を見出していく様子が描かれる物語です。その真摯に創作に打ち込む姿に共感を覚えたのであろう瓶詰めさんに、今後の展望を尋ねると以下のように答えてくれました。「これからも変わらず、楽しくお菓子を作って、好きな人達と一緒に食べたいです。将来は自分のお菓子で生計を立てられるよう、仕事を続けて、勉強して、貯金していきたいと思います」(瓶詰めさん)。ぜひ実現に向け、一歩一歩進んでいってくださいね。

(まいどなニュース特約・山本 明)

2022/5/17
 

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