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アメリカの近代の偉人たちの言葉・ルーツをご紹介します
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アメリカの近代の偉人たちの言葉・ルーツをご紹介します

偉人による逸話、伝記、名言集などが数多く出版されています。広く知られる逸話・名言などはある種のことわざのように世界中で知られる一方、時代が古かったりして、現代を生きる上では、相応の意訳・変換をしないと、参考にしにくいものもあります。

そんな中、近代のアメリカの偉人たちばかりのエピソードや名言が31人分、それも濃厚に収録された本が出版されました。『世界を変えた31人の人生の講義』デイヴィッドM.ルーベンシュタイン著(文響社)という本です。

680ページを超える分厚い本で、アマゾン創業者、グーグル元会長、アップルCEO、ナイキ名誉会長といった事業における成功者をはじめ、ビル・クリントン、ジョージ.W.ブッシュ大統領ほかの政治家たち、スポーツや音楽などで成功した人たちまで「世界を変えた」男女の偉人のエピソードばかりを収録。全米ではベストセラーにもなった一冊です。ここでは本書の中から一部抜粋してご紹介します

■何かが得意であれば良く、そこから学んでいけばいい。何かひとつ秀でているものを持ち、スキルを広げていけばいい

というわけで、特に要注目の偉人たち5名の名言をここでご紹介します。

▼ジェフ・ベゾス Jeff Bezos(アマゾン創業者、同最高経営責任者・ワシントン・ポスト紙オーナー)

『対象を分析したうえで判断できる物事なら、 その通りに実行すればいい。だが人生における重要な決断は、常に本能や直感、感覚、あるいは感情をもとに下しているものなのです。』

▼ビル・ゲイツ Bill Gates(マイクロソフト共同創業者・ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長)

『私には、自分が達成した何らかの業績を覚えていてもらいたいという願望はありません。 それよりも心から私が望むのは、感染症が撲滅され、世の中の問題がひとつ消えてなくなること。そうすれば誰もそれについて話す必要がなくなり、みんなが他の問題に目を向けられますからね。それこそ何より素晴らしい、偉大な一歩です。』

▼エリック・シュミット Eric Schmidt(グーグル/アルファベット 元会長)

『ゼネラルマネージャーと聞いて誰もが頭に浮かべるイメージは、今の世の中の動きに適っているとは思えません。これからのマネージャーは何かが得意であれば良く、そこから学んでいけばいいのです。どこからスタートしても構いませんが、何かひとつ、特に秀でているものを持っている必要があります。あとはそこからスキルを広げていけばいいのです。』

▼ティム・クック Tim Cook(アップルCEO)

『世界を見渡すと、問題の多くは、平等でないことが原因で生じると分かります。これは事実ですが、ある一定の郵便番号でくくられた地域に生まれる子どもたちは、たまたまそこに生まれたために、良い教育が受けられません。 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニング--いわゆるLGBTQのいずれかのコミュニティに属していると、それを理由に解雇される人がいます。多くの人とは異なる宗教を信仰しているために、何らかのかたちで仲間外れになる人がいます。』

▼フィル・ナイト Phil Knight(ナイキ 創業者、名誉会長)

『ハリウッド映画に出てくるリーダーは、たいてい背が高くてハンサムで、意志の強い人物に描かれます。しかし本当に優れたリーダーは、必ずしもそうではありません。最初は誰もがリーダーシップを得ようとしますが、そこにはいろいろな種類や様々な形が存在します。』

■偉人たちとの談話は、まるで自分が直接話をしているかのような臨場感がある

ここまでに紹介した偉人以外にも数多くの人たちの名言やエピソードを本書で読むことができます。さらに著者が聞き手となった本人との談話も収録されています。インタビュー形式であることから、まるで自分が直接偉人たちから話を聞いているかのようにさえ思え、臨場感をもって読み入ることができました。

他方、本書は「ビジョンを持つ」「構築する」「変革する」「統括する」「決定する」「道を究める」の6つの章によって構成され、各カテゴリーにリンクする偉人たちの話が収録されていますが、この6つのカテゴリーを先に見てしまうと、少々堅苦しくハードル高めに感じてしまうかもしれません。このため、むしろこのカテゴリーをすっ飛ばして、興味のある人物のところから読んでいくのも楽しいように思いました。

■ふだんビジネス書を読まない人・人生に迷う人の背中を押す一冊

冒頭でも触れた通り、680ページを超える分厚い本で、書店で多く平積みされているライトなビジネス書や新書とは一線を画す永久保存版的な一冊です。どうしてこのような壮大な本が出版されたのでしょうか。出版元・文響社の担当者に聞きました。

「本書は、デイヴィッド・ルーベンシュタイン(アメリカの投資会社・カーライル・グループの創設者)がホストを務める対談番組『ブルームバーグTV』による『The David Rubenstein Show』を書籍化したものです。全米ではベストセラーになり、取り上げられている顔ぶれの豪華さ、1人ひとりきちんとインタビューしてまとめた内容であるという『ホンモノ感』が決め手となり、版権を購入し日本での翻訳書として出版いたしました。

本書は、ふだんビジネス書を読まない方にこそ手にとっていただきたいです。収録されている『世界を変えた31人』は、そうそうたる名前が並びますが、人生の価値観、キャリアの選択などのエピソードが多く、人生に迷う人に勇気をもらえるような言葉がたくさん見つかるはずです。『自分ももっとできるかも』と思ってもらえるような、背中を押す一冊になると思います」(文響社・担当者)

アメリカの経済社会をベースにし、アメリカ人の経済感覚や慣習をベースにした本であることから、この点は相応の意識をもって読まないといけませんが、その言葉の数々をは必ずしも難しかったり、専門的だったりするものではなく、どんな人にも響くであろう、わかりやすい言葉で綴られています。夏の読書にももちろん最適です。ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

2022/6/23
 

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