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この6月、ルイ・ヴィトンとナイキがコラボレーションしたスニーカー「エア フォース 1」がオークションハウス「サザビーズ」に出品され、2000万円を超える価格で落札されていた。スニーカー投資はまさに猛暑のごとく加熱している。

「ルイヴィトンxナイキのスニーカーが2000万円で落札されてたニャ。このエアフォースワンは2022/2月にオークション形式で販売されて、そこでは1700万円くらいの値段がついてたニャ。5か月間で300万くらいの転売利益!」

と、この落札についてツイートで紹介したのは「アートの価格をつぶやくねこ(@nyart_price)」さん。

親しみやすいファッションアイテムの代表格であるスニーカーが、いくらルイ・ヴィトンとのコラボレーションであるとはいえ、なぜ2000万円を超える高額になったのか? 「アートの価格をつぶやくねこ」さんに電話で話を聞いた。

ーーアートの落札価格を多くツイートしていますが、このスニーカーについて教えていただけますか。

「まず、このコラボスニーカーは2022年2月に最初にサザビーズに200足限定で出品されたものです。この時点でかなり大きな話題になっていました。今回の出品はその2次流通にあたり、いわゆる転売です。最初の落札価格は約1700万円でした。つまりわずか5カ月で300万以上の転売利益を上げたことになります」

ーー2000万円も驚きですが、初値から超高額だったわけですね。

「スニーカーではぶっちぎりの史上最高額です」

ーーなぜ、1足のスニーカーに数千万円の値がつき、転売されるとそれ以上で売れるのでしょうか?理解できない人も多いと思います。

「このアイテムの大きな特徴は、ふつうのスニーカーのように店頭で販売されず、『オークションでしか入手できなかった』ことです。この点が高値に大きく影響したと思います」

ーーなぜ店舗ではなく、オークションだけに出品されたのですか?

「もともと、このスニーカーは『チャリティオークション』なのです。

売上は「ポスト・モダン」奨学金基金という奨学金ファンドに寄付されました。チャリティであることも高値がつきやすい要素です。落札する側にとって、支払ったお金が社会貢献に使われることは付加価値になりますから。
そしてもうひとつ大きな高値の要因は、『作家性』です。
この独創的なスニーカーのデザインはルイ・ヴィトンのデザイナーだったヴァージル・アブロー氏によるものです。彼は2021年11月に41歳という若さで亡くなってしまいました。

アート投資では、作家が亡くなっていることは作品の希少性を高め、落札額を引き上げる大きな要素です。寄付先である「ポスト・モダン」奨学金基金を設立したのもアブロー氏なのです」

ーーこれからも「ルイ・ヴィトン✕ナイキ」のような超高額スニーカーが続々出てくるのでしょうか。

「正直、これだけ高値の要素が揃った大物は今後出てこないと思います。
しかし、スニーカーへの投資はますます活発になるでしょう。スニーカーがオークションに出品されているのを見かける機会は増え続けています。相場は100万円ほどかな...。投資分野としてかなり期待されているのです。
スニーカーの人気は年々増しており、2023年には世界で3兆円の市場になるとも言われています。こうした背景こそが、もっとも大きな要因だと私は思いますよ」

ーーちなみに....そのスニーカーを買ったお金持ちは、自分で履くのでしょうか?

「いえ、絶対に履かないでしょう(笑)。
...と、いいたいところですが、実はこの限定200足のスニーカーはサイズごとに数がばらついているんです。サイズ9(約27cm)あたりが一番多く、これが1700万円くらいの落札額です」

ーー27cmといえば、男性が履きやすいサイズですね。

「はい。さらに、落札額もサイズごとに大きく幅がありました。
1足しかつくられなかったサイズ5(約23cm)は、初回の落札時に約4000万円もの最高額がつきました。履くつもりがなければ、サイズでこんなにも価値に差が出るのはおかしいですよね。
ということは...案外自分のサイズを選んで落札していたのかも。数千万円のスニーカーでも、お金持ちは普通に履いているのかもしれませんね」

(まいどなニュース/BROCKメディア)

2022/7/13
 

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