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それぞれのパーツ、何か分かるかな?(おぺなかさん提供)
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それぞれのパーツ、何か分かるかな?(おぺなかさん提供)

「お父さんねんど遊びしよー!なにか作ってー!」「よーし、お父さん頑張っちゃうぞ。ほら、できたぞ」。消化器外科医のおぺなか(@ope_naka)さんがTwitterに公開した粘土作品に、ユーザーが抱腹絶倒です。お、お父さん、職業柄とはいえ、それは…面白すぎです!

肝臓、胆嚢、胃、小腸、大腸、十二指腸、脾臓、膵臓のパーツと、それらをきれいに組み合わせた人体の消化器。さまざまな色の粘土で再現したこれらにTwitterユーザーがびっくり&爆笑。15万以上のいいねがついています。

お父さんの力作にお子さんの反応は?おぺなかさんに聞きました。

ー理科の教科書を思い出しました

「娘が作る粘土のアイスクリームをほめたり、たわいない会話をしていて、ふと思い立って消化器を作ってみました。最初は興味なさげでしたが、『これはおなかの中だよ』と説明すると、関心を持ったようでいろいろと眺めていましたが、すぐに飽きてしまいました。3歳児には早かったようです」

ーおぺなかさんのお仕事を理解しているのですか

「『お父さんはお医者さんなの?』と聞かれるので、職業は把握しているようです。『おなかの中の病気を治す仕事だよ』と答えてます。自宅にも手術トレーニング環境があるのですが、私の練習の様子を興味深そうに眺めてます。触りたがることもありますが、もう少し大きくなってからねと触らせてはいません」

ー手術トレーニングといえば、医療ドラマ「白い巨塔」で唐沢寿明さんが演じたイメージトレーニングの場面が思い浮かびます。

「イメージトレーニングも重要ですが、手術ビデオでの予習復習が重要です。私の消化器外科の領域では腹腔鏡や胸腔鏡といった鏡視下手術が普及しており、手術動画が常に記録されるようになりました。予習では、エキスパートや上司の先生の手術ビデオを何度も視聴したり、手術書を読み込む等しています。復習として、自身の手術ビデオを視聴し反省と振り返りを行っています」

ーアカウントのプロフィルには「手術の上達のために、手術イラスト作成とトレーニングに日々取り組んでます」とあります。

「イラスト作成はこの手術ビデオ視聴に併せて行うことで、手術内容や解剖構造がより整理され、予習復習の効果の上乗せが期待されます。また、イラストをストックしているので、過去に経験した手術を詳細に振り返ることも容易です」

おぺなかさんは、手技の向上に手術器具を用いたトレーニングも重ねており、アカウントでは腹腔鏡の鉗子を用いた折り鶴動画も公開しています。「腹腔鏡手術のかなりいい練習になるのでオススメします。動画は10倍速なので速く見えますが実際はゆっくり丁寧に操作。数千羽折っている先生、3分を切る先生、FBでタイムや完成度を競い合っているコミュニティもあり奥が深いです」といい、公開動画では5分で鶴が完成しています。「腹腔鏡の鉗子を用いた折り鶴トレーニングはこの数年で若手外科医を中心にじわじわ広がっている印象です」と話しています。

この折り鶴動画は240万回近く再生されるなど話題になりました。リプ欄では「手先が器用でないと外科は向いてないなぁと感じました」というコメントに、おぺなかさんは「トレーニングで誰でも手先が器用になります、自分も1羽目の鶴はぐちゃぐちゃで1時間かかりました。器用な人が外科医になるのではなく外科医になった人が器用になっていきます!これ本当です」と語っています。

繊細な手技が求められる手術。執刀のために日々技術を磨く外科医に感服するばかりです。

(まいどなニュース・竹内 章)

2022/7/19
 

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