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大きくなってね(道の駅ウミガメ公園公式さん提供)
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大きくなってね(道の駅ウミガメ公園公式さん提供)

水槽を掃除していると、「いつものゴシゴシ、よろしく」と言わんばかりにアオウミガメが近寄ってくる動画が話題です。飼育スタッフの足元をうろうろする様子は、飼い主さんの足元にまとわりつくネコさんのよう。「行動がわんこやにゃんこと大してかわらないウミガメたちw」「めっちゃ甘えてますね」「途中から掃除が全然進んでないところがいいですね」と、750万回を超えて絶賛再生中です。ウミガメさん、賢いな。

全国で唯一ウミガメ保護施設を併設した道の駅として知られる「道の駅 紀宝町 ウミガメ公園」(三重県南牟婁郡紀宝町)。同施設のTwitterアカウント「道の駅ウミガメ公園公式」(@umigamekouen)さんが、「水槽を掃除していると、ウミガメ達が甲羅を掃除されに来てくれます」のツイートともに衝撃動画(倍速と通常バージョン)を公開しました。

ウミガメプールのスロープ部分の底についた苔をデッキブラシでゴシゴシする飼育スタッフさん。すると1匹のアオウミガメがその前でぴたっとと静止。別の場所の掃除を始めると、向きを変えてそちらに向かいます。「しょうがないなあ」とブラシで甲羅をこする飼育スタッフさん。それに気づいたのか、他のアオウミガメもわらわらと集まってきます。背中を掃除してもらったアオウミガメは、気持ちよかったのか、おねだりなのか、その場を離れようとしません!

道の駅ウミガメ公園公式さんによると、ウミガメは甲羅(鱗板)に直接感覚はありませんが、鱗板のすぐ下に骨があるので、触られているのがわかります。野生のアオウミガメも岩に甲羅を擦り付けたり、魚にクリーニングしてもらって体の汚れを落とすため、飼育下でもこの様な行動をするとみられます。

「早く~」とゴシゴシしてもらっているカメのそばには順番待ち(?)の子どものカメも。銭湯の「三助」よろしく、カメの背中を流した飼育スタッフさんに話を聞きました。

ー驚きです

「以前からこうした行動はあったのですが、最初は『こんな人に近づいてくれるんだ!』と非常に驚きました」

 ー「ゴシゴシして~」とおねだりしているようです!

「最初に来た1番大きいのが『みえちゃん』です。1998年生まれのメスで、性格は食いしんぼうでわがまま。プールの中で一番身体が大きく120キログラムあります。次に来た小さい個体が『ハートちゃん』、最後に来た個体が『かめ次郎』です。かめ次郎は1990年生まれのオスでおっとりして人懐っこい性格で、天気のいい日の午後は砂浜で昼寝していることが多いです」

ーすべてのカメも同様でしょうか

「個体差はあり、甲羅を擦られるのを嫌がる個体もいます。気持ち良いかはカメに聞いてみないとわからないですが、居座り続ける個体は不快な気分にはなっていないと思います」

ーウミガメの魅力について

「ポピュラーな生き物ですが、まだまだ生態に謎が多くミステリアスなところが魅力を感じます。美しいシルエットも素敵です!」

■「ウミガメのことや海の環境について関心をもってほしい」

道の駅紀宝町ウミガメ公園の施設内にある「ウミガメハウス」では、大きなプールで泳ぐウミガメに出会えるほか、資料館でウミガメのことを勉強したり、ウミガメ水族館で海の生き物にふれたり、ショッピングを楽しんだりできるスポットです。飼育個体とは別に、網にかかってけがをしたり弱ったりしたカメを保護し傷が癒え回復後に海に戻しています。上陸・産卵調査やふれあいイベントなどさまざまな保護啓発活動に取り組んでいます。 

(まいどなニュース・竹内 章)

2022/7/20
 

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