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 2016年の大地震や2020年の豪雨災害などで甚大な被害を受けた熊本県。その復興のシンボルとして一般社団法人「熊本県サッカー協会」(以下、熊本県サッカー協会)は県中央部の嘉島町と連携し「熊本県フットボールセンター(仮称)」を建設中だ。その際、多額の費用を一部補完するため、投資型クラウドファンディングで支援してもらうことになった。一体どんな取り組みなのか。

 社会的投資プラットフォーム「en.try」(以下エントライ)を運営するプラスソーシャルインベストメント(株)の増田翔太さんに話を聞いた。

■キッズからシニアまでが集うスポーツ文化の発信拠点目指すセンターに

 今回のプロジェクトを率いる熊本県サッカー協会にはキッズからシニアまで約500チーム・選手1万7000人余が登録(2021年12月28日現在)している。ただし、県内ではグラウンド数に限りがあり、満足な試合が組めない状態。しかし、この「熊本県フットボールセンター(仮称)」が誕生すれば、そうした状況の緩和に加え、県サッカー界の強化育成拠点としても期待される。

 そもそもセンターの構想は、熊本県サッカー協会の目標の一つとして2015年に発表された。ところが、建設に向けて動き出した矢先、2016年に最大震度7の熊本地震が発生した。2017年に再始動したが、2020年にはコロナの感染拡大や豪雨災害と苦難が続いた。

 「そんな大変な状況の中でも、スポーツを通じて子どもたちが笑顔になれる時間があった」と増田さん。センター建設は震災復興のシンボルとなった。

 予定では今年9月にグラウンド部分、11月に全体がオープンする。完成すれば、ナイター照明付き人工芝サッカーフィールド2面のほか、更衣室・シャワーを備えたクラブハウス、400台収容可能な駐車場などを備える。

 さらに芝生広場、保育園、カフェ、コワーキングスペースなど、その他様々な施設も併設。「ここではサッカーだけでなく、様々な世代の交流拠点の役割も担う」と増田さんは話す。

■全国に向けて、7月31日まで「応援ファンド」を実施

 実は今回の「熊本県フットボールセンター」のような地域スポーツ施設と、その中に保育園などがある多機能型複合施設は全国的にもあまり例がないという。それだけに、同センターに期待する声は多い。

 しかし、問題は建設などに多額の費用がかかること。現段階で総事業費約6億1000万円を見込んでおり「建設の一部を投資型クラウドファンディングでまかなうことになった」という。そこで、社会的投資プラットフォーム「エントライ」でこの7月31日まで「応援ファンド」を実施することになった。

 ファンドは2つ。1つは主に個人向けの「熊本フットボールセンター応援ファンドA号」(1口3万円から)。もう1つは主に法人向けの「熊本フットボールセンター応援ファンドB号」(1口10万円から)だ。

 気になる投資家特典はA号では1口から口数に応じてフットボールセンターで使えるコーヒー券や熊本県の特産品セット、フットボールセンターオープン記念品セットなど。B号では3口以上にはセンター完成時に設置するオープン記念プレートに法人名や個人名の掲載など、となっている。

■現役Jリーガーから一般の人たちも大きな期待

 熊本フットボールセンター応援ファンドには、このプロジェクトに賛同した熊本県出身のJリーガーらからメッセージが届いている。もちろん、全国から「センターの完成が熊本の復興につながれば」と多くの声が寄せられている。

 運営側は、機運を盛り上げるため、7月24日には嘉島町総合運動公園内建設予定地でオープンパークやファンド説明会を開催。夕方からは今回の建設プロジェクトの意義を深めるためのオンライン会議を実施する。応援ファンドはこの7月31日まで。関心のある人は「熊本フットボールセンター応援ファンド」で検索を、と呼びかけている。

◇詳細はhttps://www.en-try.jp/feature/kumamoto-football/

(まいどなニュース特約・八木 純子)

2022/7/20
 

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