「海が見える路地裏が好きな人いない？」と、Twitterに投稿された写真が大注目されました。昼間でもどこかひんやりとうす暗い路地裏の、ゆるやかにカーブした階段を降りていくと、その先は輝く海辺へと至る…古い日本映画にでてきそうなノスタルジックな海景に、大きな反響がありました。

　この写真を撮影、投稿したのは「szuna」（@_szuna）さん。Twitterのアカウントのフォロワー数は現在12.2万人という大人気の写真家です。これまでも三日月とスカイツリー、中秋の名月と東京タワーなど、数々の印象的な写真がネットで注目されてきました。

　今回話題になったのは海へと続く路地裏の風景。ふしぎなくらい「懐かしい」という気持ちを思い起こさせる写真作品です。誰もが子どもの頃に一度は駆け下りたことがありそうなレトロな階段、その先はまるで思い出の海に繋がっているかのような…見つめていると、海面が近づくにつれ高まっていく胸の鼓動や、じょじょに強くなる磯の香りまでも、身の内によみがえってくるかのような心持ちになります。

　むせかえるようなノスタルジーに魅せられた人たちからは「エモい」「日本の原風景って感じで大好きです」「あぁぁぁ最高に素敵です…！！！！ 潮の香りと、波の音と、まとわりつく海風を感じました…」などなど、絶賛の声が多数寄せられた他、「路地、階段、海の組み合わせ好きです！ いつもベランダから外を眺められる、階段の上にちょこんと立つ家に住みたい」と望みを語る人もいました。

　写真の撮影場所については「江ノ島ですかね？」と推測する声も多数寄せられています。さらに本投稿のリプライ欄には、この情緒あふれる「海と路地裏」の写真を見て心を動かされた人たちから、それぞれが「海と路地裏」を写した写真がいくつも投稿されおり、スクロールしていくと日本全国の様々な場所にある海景を見ることができます。

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　今回話題になった写真を投稿したszunaさんのアカウントのタイムラインには、物語性を感じさせる、美しい一瞬をとらえた写真作品が多数投稿されています。そのうちの数点をご紹介いたします。

　またszunaさんは現在、写真集「月夜」を「KADOKAWA」社から販売中です。今回の投稿で、その世界観に魅了された人はぜひ手に取って、頁（ページ）をめくってみてくださいね。

（まいどなニュース特約・山本 明）