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よけいな気疲れをする人必読の書!
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よけいな気疲れをする人必読の書!

コロナ禍を経て、リアルなコミュニケーションをする機会が随分と減り、人との距離の取り方がうまくできず悩んでいる人も多いことでしょう。中には「相手から変に思われないように」「こんな風に言われた自分には、何か原因があるのではないか」「こんなことを言うと嫌われるのではないか」とコミュニケーションに過敏になり、モヤモヤした日々をおくっている人もいるかもしれません。

このような、主に人間関係におけるストレスを解消し、よけいな気疲れを消し去る本が刊行されました。『気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント』内藤誼人・著(明日香出版社)という本です。

■「こうでなければいけない」「こうあるべきだ」を覆す、生きる上でのヒントとは?

本書は実売3.5万部のベストセラー『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』などを手掛けた、心理学者の内藤誼人さんによるもの。常識では「こうでなければいけない」「こうあるべきだ」と刷り込まれている様々な思考を、やさしく柔軟に解放するようなコミュニケーション術、自己啓発にかかわるヒントが61個、収録されています。

ここではその一部を覗き見してご紹介します。

緊張して顔が赤くなると好感度がアップする
自己主張なんてできないほうがしあわせ
クリエイティブな意見は「出せない」ほうが嫌われない
友人がいなくても充実した毎日を送るコツがある
他人に「期待をしない心」を身につけよう
大きな夢なんて間違っても持ってはいけない
とにかく「よく眠る」ことが何より一番
人は「自分が受け入れたい事実」しか受け入れない
2分間じーっと何かを見つめると、悩みから解放される
自己肯定感は低いほうが評価は上がる
せっかくのご縁も、切るべきときは切るようにする

いずれも「え? そんなんでいいの?」「そっちのほうで良かったの?」と思えるようなヒントばかりで、各ヒントには読みやすく優しい筆致の解説もあります。丸ごと1冊読み終えた際には、それまでのモヤモヤした気持ちが吹き飛び、身が軽くなったような気持ちになるほどでした。

「本当はもっと気にせずにいたい。でも気になってしまう」と何かと惑ってしまう場面が多い今、穏やかに、そして楽な気持ちにさせてくれる画期的な一冊だと思いました。

■大切なのは「気にすべきこと」「気にすべきでないこと」の切り分け

言わば「現代を楽に生きるために啓発書」とも言うべき一冊ですが、どのような経緯で編まれた本なのでしょうか。発行元・明日香出版社の担当編集者に聞きました。

「近年、世の中が落ちつかず、さまざまな環境変化によって、私たちの毎日の生活もすっかり様変わりしました。

心もどうも落ちつかず、人との関係も、どう距離をとっていいのか、こんなこと言って(やって)大丈夫なのかと、気にしてしまいがちです。

そうしたなかで今、私たちが知るべきことは『気にすべきこと』と『気にすべきでないこと』の切り分けではないでしょうか。どうしようもないことを気にしていても疲れるだけですし、かといって、本来気にすべきことまで気にしないでいては、ただの「空気が読めない人」になってしまいます。

そうした微妙な身のこなし方やコミュニケーション法について、世界中の心理学的研究成果をまじえながら、解説をした本です」(明日香出版社・担当者)

また、正方形に近いサイズ感、かわいらしいデザイン、本の紙質なども「モノ」として持っておきたい優れた装丁でもあります。この点についても聞きました。

「本の作りの部分についてはかなり考えて作り込みをしました。本の判型(サイズ)やデザイン、文章の読みやすさ(レイアウト)、カバーの色味や紙質など、細部のこだわりを盛り込んでいます。

これは社内の内輪話ですが、これまでに作ったことのない体裁のため、いちいちコンセンサスを取るための議論が必要で(多くは反対か難色を示されたことが形になっています)、それは相応に大変でした。しかし、それだけ『読者の手に取る際の感覚・感情』にこだわって作った本でもあります」(明日香出版社・担当者)

■「チカラの抜きどころ」を学べる画期的な一冊

最後に、本書の魅力について、まだ手にとっていない方へのメッセージももらいました。

「まだまだ世の中は落ち着かないどころか、日ごとに騒がしいニュースが飛び交い、それによって臨機に対応していかないといけない日々が続きそうです。

そうしたなかで『よけいない気疲れ』に押しつぶされている感じがする方には、本書はぴったりの本です。

また、マスク越し、リモート間でのコミュニケーションにも、本書はヒントを与えてくれます。ついつい遠慮がちになり、どう人と距離感をとったらいいかわからなくなっている方にも、具体的なヒントやアドバイスがたくさん入っているからです。

今私たちに求められるのは『スキルとしての鈍感力』ではないでしょうか。ほどよく鈍感になり、よけいなことを気にしないスキルが必要です。もっと自分らしく自然体で生きていくための『チカラの抜きどころ』を、ぜひ本書で押さえていただければうれしく思います」(明日香出版社・担当者) 

この時代ならではのコミュニケーション術、自己啓発術満載の1冊です。ぜひチェックしてみてください!

(まいどなニュース特約・松田 義人)

2022/9/4
 

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