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人の目気にせず、マシン使い放題
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人の目気にせず、マシン使い放題

 「24時間」「完全個室」「無人」のトレーニングジム「BODY CLOSET(ボディクローゼット)」が神戸市に誕生し、話題を呼んでいる。月会費もなく、都度払制で、スマホ決済。利用したい時だけ立ち寄ることができる。多忙な現代人にぴったりの、新業態のジムに注目する人は多い。代表の辻岡淳平さんに話を聞いてみた。

■器具も充実。自分だけのプライベートジムが誕生

 この11月25日、神戸市灘区高徳町(最寄り駅はJR六甲道駅から徒歩約4分)にプレオープンした「BODY CLOSET六甲店」。なにがスゴいかと言うと「24時間営業」「完全個室」「無人」のトレーニングジムなのだ。この3つが揃っているジムはありそうで意外と少ない。

 「誰とも会わずに、あるいは家族や仲間だけで自由に利用できるスポーツジムがあれば、うれしいという声をたくさん聞きました。なら、つくってみようと考えました」と辻岡さんは言う。

 スポーツジムなので、当然のことながらマシン(器具)にもこだわっている。たとえば、フリーウェイトの王道マシン「パワーラック」は、世界で愛されているTUFFSTUFF社の製品を使用。ケーブルマシンとスミスマシンが一体となった最強の「コーナーマルチファンクショナルトレーナースミスマシンオプション付」は、これ1台で筋トレバリエーションは数百種類あるとか。またオプションで重りを追加し、約90キロ×2基の合計180キロまで対応可能になっている。

 大型のLCD液晶スクリーンに、時間・距離・消費カロリー・心拍数を表示する「心拍数センサー付エクササイズバイク」や1台で約2.3キロ~約41キロと27段階まで調節が可能なダンベル「POWER BLOCK」も設置。「スポーツジムではなかなか独占しづらいマシンも使い放題です」と自負する。この他、Wi-Fiやエアコン、空気清浄機、エクササイズマットなども付帯設備にある。

■利用は1時間単位、価格も1時間1500円

 利用するには、スマホ1台あればOKだ。決済から予約、鍵に至るまでネット上で完結するシステムを採用。実は、辻岡さんはシステム開発会社の社長でもあり、オンライン上ですべて完結する、このシステムは自社で開発したものだ。

 利用するには会員登録が必要。入会金1万円(税込、初回のみ)が必要だが、それ以降は1時間あたり1500円(税込)を支払うだけで、器具も自由に使え、本人をはじめ家族や仲間と自由に利用できるようになっている。

 なぜ、こんなにリーズナブルにできるか。辻岡さんによると「無人なので、人件費がかからず、またシャワー、トイレ、洗面所、タオル、アルコールスプレーなどの設備がないからです」とのこと。できるだけ、コストや投資面をシンプルにした結果というわけだ。

 利用者は個人が大半。「運動不足の解消に使う人もいれば、筋肉を鍛えたい、体力をつけたい人もいます。また、Wi-Fiが使えるので、ズーム会議や仕事の作業場にここを利用する人もいます」と辻岡さん。今後、増えていくと思われるのが、パーソナルトレーナーが同店を使ってお客様の指導をする場にすることだ。

 まだ誕生して間がないものの、問い合わせは日々増えていて、2023年早々には西宮瓦林店のオープンも控えているという。抱負は「3年以内に阪神間で30店舗にしたい」

 実際に利用したお客様は「器具はしっかりと考えられたいいものが自由に使えるのが魅力です。トイレなどは利用する前や近くのコンビニなどで利用できるので、設備になくても困らなかった。シンプル・イズ・ベストの考え方には共感できます。実際、仲間と利用しましたが、価格面でも満足し、これからも通いたいと思います」と話していた。

 手軽に運動不足が解消でき、また運動習慣を身につけたい人にはおすすめの場所といえるかもしれない。

(まいどなニュース特約・八木 純子)

2022/12/25
 

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