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ごのくにのかたち

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 新年連載「ごのくにのかたち 新五国風土記×兵庫県150年」に合わせ、神戸新聞社が播磨出身、在住者335人に実施したアンケートでは、「播州人(ばんしゅうじん))」のイメージや自覚が、独特の話しぶりや語句を持つ播州弁に基づいている傾向が浮き彫りになった。

 播州人のイメージを尋ねた設問は、神戸新聞社が1970年代に実施した同様の調査(対象300人)を参考にした。

 主な結果をみると、「明るい、温和、楽天的、純朴、人情深い、おおらか」=約60人▽「自己中心的、排他的、打算的、ずるい、狭量」=54人▽「言葉が悪い、柄が悪い、気が荒い」=42人▽「付和雷同、他力本願、主体性がない、どっちつかず」=19人。残る約125人分の回答は不明で、自由記述のため、分類が難しかったとみられる。

 今回のアンケートでは、この4グループから択一で答えてもらったところ、全体の51・3%に当たる172人が「言葉が悪い」とした。前回は3番手だったが、全4地区(姫路、西播、東播、北播)で最も多くの回答を集め、地区別の割合は58・5%の姫路が最高だった。

 次いで多かったのが、120人(35・8%)の「明るい」。「自己中心的」28人(8・4%)、「付和雷同」15人(4・5%)-と続いた。

 上位の2項目で迷った人が目立ち、「言葉が悪い」を選んだ兵庫県市川町の40代男性は「中身はいい人だが言葉が乱暴」と話した。高砂市の50代男性は「40年前なら『言葉が悪い』だが、今は歳をとったから」と「明るい」を選んだ。

 地域性に言及する回答もあり、三木市の40代男性は「『明るい』は東播、『言葉が悪い』は西播、『付和雷同』は北播」とのイメージという。福崎町の30代女性は「住んでいる場所は『自己中心的』、勤務先の市川町は『明るい』、全体的なイメージは『言葉が悪い』」とした。

 アンケートでは、「どんなときに播州人と感じるか」も尋ねた。自由回答を取りまとめたところ、半数近くの164人(48・9%)が「言葉遣い」に触れ、「祭り」(46人、13・7%)や「運転・交通マナー」(15人、4・5%)などを大きく引き離した。

 「言葉遣い」の占める割合が最も高かった地区は、東播の55・7%。西播、北播も半数を上回ったが、「祭り」に触れる回答が4地区で唯一2割を超えた姫路は37・2%にとどまった。

 一方で、年齢や性別による偏りはなく、語調の荒っぽさのほか、独特な語句に言及する表現が多い。

 宍粟市の10代女性は「友達と普通のやり取りでも口が悪いとき」とし、加古川市の50代男性は「『ダボ』や『ボケ』など自覚なく使っている言葉でどん引きされたとき」と具体的なエピソードを挙げた。

 「自転車の話題で補助輪を『ハマコロ』と言ったら芦屋では通じなかったとき」(西脇市出身、30代女性)、「父が居眠りした後に『ちょっと淡路に行ってわ!』と意味不明な表現をしたとき」(明石市、70代男性)などのユニークな回答もあった。

 アンケートは、2017年12月に実施。姫路=94人▽西播=57人▽東播(明石、神戸市の一部を含む)=122人▽北播=62人-の4地区で、10~90代の男女335人から回答を得た。

(小川 晶)

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