新ひょうごの医療

木沢義之特命教授
人生の締めくくりに満足度の高い医療とケアを提供し、患者や家族の精神的負担を軽くするために、ACPで何をどんな手順で話し合えばよいのか。先端緩和医療学の専門家としてACPを推進してきた神戸大病院(神戸市中央区)特命教授の木沢義之さん(51)に聞いた。
終末期においては7割ほどの患者がしゃべれなくなるなど、自ら意思を決めることができなくなると言われています。ACPとは、患者本人の価値観や考え方を医療とケアに反映させるため、前もって行う話し合いのプロセスです。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。
- シリーズ15 最期を生きるー第3部
2018/9/1~2018/9/22
高齢化社会では、終末期患者と家族の暮らしの質をどう上げるかが問われる。「新ひょうごの医療」シリーズ15は、「最期を生きる」の第3部として、より良いみとりの心得と支援策を紹介。初回は、看護と介護を一体化したサービスで在宅療養を支え、在宅みとりに対応する「看護小規模多機能型居宅介護」(看多機)を取り上げる。


-
<医療従事者ができることは?>家族と信頼関係を築く 09/22 16:00
-
(4)みとりの心得と支援 グリーフケア 09/22 16:00
-
<セラピーを実践する神戸アドベンチスト病院>患者、遺族の双方に希望もたらす 09/15 16:00
-
(3)みとりの心得と支援 ディグニティ(尊厳)セラピー 09/15 16:00
-
<どんな手順で話し合う?>元気なうちに本人の価値観知る 09/08 16:00
-
(2)みとりの心得と支援 意思決定 09/08 16:00
-
<家族の負担どう減らすの?>通所や宿泊、柔軟に組み合わせ 09/01 16:00
-
(1)みとりの心得と支援 看護と介護一体化「看多機」 09/01 16:00