連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

記事特集

  • 印刷

 神戸と西宮で二十日、にぎわいの拠点が復活の声を上げた。神戸・新開地の「聚楽館(しゅうらくかん)」は閉鎖から二十年を経ての再生となった。西宮北口では震災復興の再開発ビル「ACTA西宮」がオープンした。ともに活性化という地域の願いが込められてのスタート。真新しい建物に人があふれた。春到来。新しい季節が出発を告げた。

 神戸市兵庫区新開地。かつて神戸一の繁華街として栄えた。そのシンボルが「聚楽館」だった。二十日の復活記念のセレモニーでは地元関係者らが大勢駆けつけ、にぎやかに祝った。

 かつては映画館が核だったが、新生「大京聚楽館」ではボウリング場。新開地周辺地区まちづくり協議会の高四代会長(53)は「生まれも育ちも新開地で、栄枯盛衰を見てきた。にぎわいを取り戻し、広く市民に愛される場所になってほしい」。

 同区楠谷町の無職菅玲子さん(76)は「昔、親に連れられて映画を見に来た思い出の地。復興してくれて本当にうれしい」と話し、友人とボウリングを楽しんだ。

 ボウリング優待券配布や地元商店街の記念セールなど、記念イベントは二十二日まで続く。

    ◆

 震災復興の再開発事業が進められてきた西宮市の阪急西宮北口駅北東地区(三・三ヘクタール)。都市計画決定から六年余、着工から三年、中核ビル「アクタ西宮」がようやくオープンした。

 かつて、約二百三十店の市場と商店街がにぎわう商業地だったが、震災でそのほとんどが壊滅。旧商店街のうち、約百五十店が残留を希望していたが、ビルの共益費などが高く、結局入居したのは半分以下の七十区画となった。

 とはいえ、待ちに待った再出発。商店主らも元気に買い物客を迎え入れた。旧店舗の一つで、仮設で商売を続けながら、この日を迎えたアクセサリー販売店「パパ」の辻竹子さん(50)は「新しいお客さんとの出会いが楽しみ」とにっこり。

 かまぼこ店の安部初子さんは「震災後、父も母も亡くなり、区画整理のために引っ越しもした。震災を生き抜いてきた命で頑張りたい」と胸を躍らせた。

2001/4/20

天気(1月21日)

  • 10℃
  • 4℃
  • 20%

  • 8℃
  • 2℃
  • 70%

  • 10℃
  • 5℃
  • 20%

  • 9℃
  • 3℃
  • 40%

お知らせ