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制作者の声「背中を押した被災地の声」 企画・プロデュース フジテレビ・立松嗣章さん
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社屋全壊 LSビルに移った編集局で執筆する三木康弘神戸新聞論説委員長=1995年1月19日、神戸市東川崎町、LSビル内(新社屋建設準備室)
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社屋全壊

LSビルに移った編集局で執筆する三木康弘神戸新聞論説委員長=1995年1月19日、神戸市東川崎町、LSビル内(新社屋建設準備室)

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 「直感で、ドラマ化できると思った」。原案となった「神戸新聞の100日」を読んだ直後、フジテレビプロデューサーの立松嗣章(ひであき)さん(42)は確信した。これまでにも日航機墜落、3億円事件など実際の事件・事故を題材にドキュメンタリードラマを手がけてきた。

 「本社が全壊し自らが被災した極限状態でも、『新聞を出し続けなければいけない』という使命感だけでそれをやり抜く。同じ報道機関にいる自分たちだったらどうか。人間として試される出来事に、心を動かされた」

 神戸新聞記者や被災者ら60人以上に取材し、構成を練った。一方で、多くの当事者がいる震災を一つの視点から描くことに迷いもあった。「後押ししてくれたのは、被災地の方々の風化させたくないという声だった。あのとき神戸は本当に頑張った。それを若い世代にも伝えることが、僕らの使命」と感じたという。

 こだわったのはキャスティングだ。「企画に対して真摯(しんし)に向き合ってくれる役者」を重視した。主演の櫻井翔さんは「ニュースキャスターを務め、社会問題にも明るい。企画に深い関心を示してくれた」といい、どうしても外せなかった。

 撮影現場では、役者と監督が演技をめぐって激しく議論することもあった。そんな熱気も加わってドラマに厚みが出た。「主人公自身も悩み、無力感を抱えながら取材に向かう。その中に生きる希望、人間の再生していく力を見てもらえれば」と願う。

(山崎史記子)

2010/1/16

 

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