正平調

時計2021/02/21

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カーリングの話である。1週間前の日本選手権女子決勝で、印象的な出来事があった。その数分間の物語である◆投げたストーン(石)がいい場所に止まった。ところが攻める側はプレーをやめ、両チームの選手が氷上で話し合う。その輪が解けるまで、数分間。このストーンを取り除いてゲームを再開した◆何があったのだろう。スポーツ紙の記事などで理由が分かった。滑るストーンに攻撃側の選手のブラシが少し触れてしまったと、当の選手が反則を申し出たのだ。念のため選手同士で確かめ合ったのがあの数分間◆日本カーリング協会に尋ねて初めて知った。競技規則の冒頭に「カーリング精神」という短い文が載っていると。「不当に勝つのであればむしろ負けを選びます」「反則を真っ先に申し出ます」と書いてある◆今回のような五輪出場をかけた大一番であれ、子どもたちの試合であれ、反則は自ら告げる。問題はその場で選手たちが解決する。意見が食い違ったときだけ審判が裁定する。「フェアプレーは当たり前」という説明が、すがすがしく聞こえてしかたない◆緊急事態宣言下に夜の街へ繰り出したのがばれた国会のお歴々、不正を長く重ねてしまったメーカー…。カーリングの基本精神を部屋に掲げたらいい。2021・2・21

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