正平調

時計2021/06/04

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前経済産業相、菅原一秀氏が国会議員を辞めた。有権者に現金を渡したとして近く略式起訴される見通しという。まだ辞めていなかったのも驚きだが、もっとびっくりする話を聞いた◆「政治とカネの問題はずいぶんきれいになってきた」。自民党幹事長、二階俊博氏の発言である。いくら考えてもその言葉の意味が理解できないのは、まさかこちらがコロナ疲れで参っているせいではあるまい◆二階氏は付け加えた。「国民にも評価していただいてしかるべきだ」。幹事長のお部屋は月の裏にでもあるのか、世間の感覚からは何万キロとかけ離れたところで仕事をなさっているらしい…と天を仰ぎたくなる◆参院選広島選挙区の買収事件に目を転じれば、1・5億円もの大金が党本部から陣営に渡っている。党務を仕切る幹事長からこのことの詳しい説明がないのはどうしてだろう。まず足元から「きれい」に願おう◆政治家のツラの皮が厚いことを皮肉って、イラストレーターの山藤章二さんが書いていた。「見るからに丈夫そうだ。あれで靴を作ったら親子三代にわたって履けるに違いない」。だったら泥道でも平気だろう◆泥靴の汚れを指摘しても「どこが」と開き直られる。政治との距離を感じるのはいつもこういうときである。2021・6・4

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