淡路

独自の感性で風景など撮影 淡路高メディアアート部写真展

2021/03/26 05:30

 淡路高校(兵庫県淡路市富島)メディアアート部の写真展が、同県南あわじ市松帆古津路の額縁販売店「NeKi 額縁と珈琲」で開かれている。それぞれの感性で切り取った風景など八つの作品が並ぶ。28日まで。

 同部では昨年、3年の小久保直央仁さん(18)が制作した「17」が、第44回全国高等学校総合文化祭の写真部門で全国大会に出展された。17歳の自分をテーマにし、幼少期に遊んだ公園や誕生日ケーキのろうそくなどを組み合わせた作品だった。新型コロナウイルス禍でオンライン開催となり、展示はウェブ上のみだった。卒業の締めくくりに、実際に見てもらえる機会をつくろうと写真展を企画した。

 今回、小久保さんは「17」を含め3点を出している。新作の「自由の集合体」は、鍋のふたにできた水蒸気の粒や海岸沿いの壁に付いていた泡玉など4枚の写真。何げない日常の風景に目を留めることの面白さを表現したという。

 1、2年生の作品は、夢で見た風景をモノクロで再現したり、海や滝の水の流れを撮影したりしている。小久保さんは「それぞれの写真が何を表しているのか、考えながら見てもらえたら」という。

 午前8時~午後5時。作品鑑賞のみの入店無料。淡路高校TEL0799・82・1137

(中村有沙)

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